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【京都・ラーメン】福知山で光る!極限まで旨味を引き出した究極の塩ラーメン!

TAR-KUNラーメンヲタク

京都府福知山市で2013年に創業した【麺屋 Somie's】

今や京都屈指の名店として知られる、行列の絶えないラーメン屋さんです。

私も2014年に訪れた事がありますが、数年ぶりに行って来ました。

お店はJR福知山駅から徒歩で5分ほどの「福知山駅正面通り商店街」近く。

日頃から行列のできるラーメン店として知られていますが、平日の11時頃に訪れると既に1人並んでおられ、開店時刻には10人以上の行列となっていました。

券売機が入り口にあり、先に買ってから並ぶシステムです。

アメリカンな雰囲気の店内にカウンター席が並びます。

ご主人はラーメン店での修業経験はなく、以前はアパレルの仕事をされていたそう。

地鶏と魚介の塩らーめん

“はるゆたか”や“春よ恋”、“キタホナミ”など厳選した北海道産の小麦のみをブレンドして製麺。

創業当初からブラッシュアップを重ねられた自慢の麺は、シルキーで加水率が高く、喉越しが良くしなやかさがあります

メニューそれぞれの持ち味が出るように麦種の特性を理解した配合で細麺、太麺を仕上げているそう。

そして、地元“福知山産京地どり”や“名古屋コーチン”の鶏清湯を独自の製法で丹念にじっくりと旨味を抽出した動物系の出汁と、“伊吹等産イリコ”や“広島産の煮干し”、“長崎産の背黒鰯”や“羅臼昆布”、“指宿産本枯れ節”など全国各地の錚々たる魚介素材を使い、それぞれの旨味を最大限引き出せる調理法で出汁を引き合わせた淡麗のスープ

透き通りながらも旨味の層が分厚く、化学調味料には一切頼らず素材の旨味を引き出した豊かな出汁の味わいが伝わります。

カエシと言われる、味をまとめる塩ダレにも抜かりないこだわりがあり、天然物の外国産と国産の塩を種類ブレンドされているそう。

チャーシューはデフォルトでも3種類トッピング。

低温調理されたロース肉のチャーシューに、吊し炭焼きにもうひと手間かけたバラ肉のチャーシュー肩ロースのレアチャーシューが入っており、どれも秀逸。

四角くカットされたメンマも味付けが良く、やわらかいです。

そしてソミーズさんの魅力は豊富なメニュー数

この日も4杯のラーメンを頂きましたが、どれも個性的で唸るようなメニューばかり!

ご主人にお話を伺うと、

「現在の清湯のラーメンは、あくまでも濁っていないスープで、化学調味料が入っているかと思われるほど天然素材からの旨味のみで仕上げることを目指しています」とのこと。

そのためには各素材をできるだけピュアに仕上げ、雑味を抑えるように心掛けているそうで、麺も多加水にすることによって溶け出しが極力ないように製麺しているのだとか。

とにかく細部にまでこだわりが光っています。

「ここ2、3年でようやく納得できるラーメンが出せるようになった」と店主。

『新しい麺』、『スープ』、『トッピング』など、どんどん良いラーメンが出てくるので今後も勉強しながら隙のない更に美味しい一杯を作って行きたい、と語ってくれました。

遠く福知山で行列の絶えない絶品塩ラーメン。ぜひ足を伸ばして味わってみて下さい。

ラーメンヲタク

奈良県在住、関西を中心に食べ歩くコレクターラヲタ。19歳からラーメンの食べ歩きをスタートさせ、24歳で47都道府県食べ歩きを制覇。1ヶ月最高136杯のラーメンを食べた事もあり、2019年までに3200軒以上のラーメン屋を訪問。2018年からは雑誌『究極のラーメン関西版』の選考員を務めるほか、NHK関西『ぐるっと関西』、奈良テレビ『ならフライデー9』にも出演。

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