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【宮城県 松島町】ホテル客室のような眺めが魅力の「cafe ベイランド」の素敵な利用方法

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

大きな窓というのは、太陽の光を取り込み内側を明るく照らし、そして内側から見つめる外はというと広い広い。視界がパアッと広がり目の前が海の場合は、なおのこと。
そんな観光ホテルの客室にも負けないほどの、素敵な見晴らしを楽しめる喫茶で、温かい珈琲を飲みながら10分でも休憩できたら最高だ。

▲ 福浦島入口だけど、ちゃんと喫茶店入口でもある。
▲ 福浦島入口だけど、ちゃんと喫茶店入口でもある。

宮城県松島町にある赤色の福浦島(ふくうらじま)。なんとなく地元(松島町または東松島市)で暮らしていると「わざわざ島まで行かないよ」と、島がある方面には行かずにサッサと帰宅してしまうイメージがある。しかし、島までは行かずとも居心地の良い喫茶へ行くのはどうだろうか。
現在(2023年2月時点)、福浦島へと通行する為にはチケット購入が必要な為、販売場所として小さな喫茶店「cafe ベイランド」が重要な役割を果たしている。喫茶店入口には「福浦島入口」という緑色のゲートが設置されているので、それを見ると頭の中にモヤモヤと"島に行きたい人だけが中に入るのか・・"と、いう先入観が生まれてしまいがちだが、是非それを両手でパタパタとやって消し去ってほしい。
大丈夫なのだ。

▲ 180度広がる海には白の小さな船が浮かび松島らしい景色。”いつもの景色”は大きな窓から眺めると、また違った雰囲気。
▲ 180度広がる海には白の小さな船が浮かび松島らしい景色。”いつもの景色”は大きな窓から眺めると、また違った雰囲気。

喫茶の中へ入りすぐ左方向へ進むと、チケット購入の機械があり島へと向かうことができる。そして、純粋に喫茶利用の場合は目の前に受付カウンターがあるので、そこで注文をして右側の喫茶スペースで休憩となる。ここのスペースが意外と穴場で、居心地が良いのだ。
大体のお客様は観光を目的に島へと進んでいくため、喫茶スペースはいつも平均して空いていて静か。そして、大きな窓がここの喫茶の目玉の一つ。目の前には広大な松島湾が広がり、真っ赤な福浦橋と、ゆったりと漂う白色の船の姿に、思わず両手をあげてグーンと伸びをしてしまうほど。

▲ cafeベイランドの窓からの眺め
▲ cafeベイランドの窓からの眺め

例えば、松島離宮側から散歩をしてゴール地点として、ここのcafeベイランドで休憩をするのもおすすめ。珈琲などの飲み物以外にも、もちろん軽食もあるので食事をすることも可能。
朝の早い時間に散歩をしながら喫茶まで歩き、熱い珈琲1杯を啜りながら着席して大画面で見る海!更に天気が良ければ最高だ。

「観光地」という肩書きに覆われて、ついつい地元では見過ごされてしまいがちな場所が、まだまだ多くある。ここの喫茶店も、実はとても魅力的なのだ。
小さな喫茶の席で、ふぅふぅといただく熱い珈琲は味わい深いぞ。

店舗名:cafeベイランド(かふぇ べいらんど)
住所:宮城県宮城郡松島町松島仙随39
営業時間:8:30 - 17:00 ※祝日など時間変更の場合有り
定休日:年中無休

フリーランスライター(東松島市・宮城郡・塩竈市)

Molly Chiba|日本出身|2022年2月からフリーランスのライターとして独立。日本と英国を拠点に活動中。日本国内の地域ニュースやコラムのほかに、日・英のサッカーに関するコラムを『Football Tribe Japan』に執筆中。2024年8月の「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」を受賞。珈琲と自然と動物が好きです。

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