【京都府長岡京市】地方からメガバンクが消える日。みずほが移転! ネット普及、コロナ禍で来店者数減少。
金融とIT(情報技術)を融合したFinTechの普及によって、オンラインバンキングを導入する金融機関が増えたことで、これまで窓口やATMでしか行えなかった手続きがインターネットでも可能になってから早7年、都市銀行を中心に支店の統合などが進んでいたようです。
2022年9月15日、「みずほ銀行」からも、京都市や長岡京市の支店の移転通知が預金者などに送付されています。
今回移転が通知されたのは、京都市の烏丸三条にある京都中央支店京都法人第一部(最終営業日2023年2月13日)、四条河原町の四条支店(最終営業日2023年3月6日)、阪急長岡天神前の長岡天神支店(最終営業日2023年6月19日)です。いずれも四条烏丸のみずほ銀行京都支店の建屋内への移転となります。
みずほ銀行長岡天神支店に問い合わせると、今回の移転に関して、「ネットによるダイレクトバンキングなどの普及による全体の流れの中での、本社の方針によるものです。コロナ禍での来店者数の減少なども影響しているのは事実です」とのことでした。みずほ銀行は、現在地にATMコーナーのみを設置するとのこと。
これで長岡京市内には都市銀行の支店が「りそな銀行長岡天神支店」を残すのみとなりました。3か月前に口座を開設したばかりという50代の男性は、通知を受け、「セブン通りにオフィスを建設中です。メガバンクの地方支店があるということで口座を作ったんですが、相談窓口など対面での対応が無くなるのは困りましたね」と困惑の様子で語ってくださいました。
地域経済の縮小で地方銀行もまた合併などが進み、地元の中小企業との関係性が薄れてしまったとも言われます。このまま都市銀行や地方銀行の再編が進み、地方都市から金融機関が消え、地方都市の経済が冷え込むのではないかと心配になるのは筆者だけでしょうか?
みずほ銀行長岡天神支店(外部リンク)長岡京市長岡1-1-1