【仙台市若林区】冷たい肉そばが美味しい季節になってきた! G系推しラーメン店で食べる、こってり肉そば
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
何度かこちらの記事やプロフィール等でお伝えしておりますが、ワタクシ山形県鶴岡市生まれの山形市育ちでございます。ふるさとは遠くにありて思ふもの(室生犀星)なのか、お隣宮城県という近場に住んでいるだけでも、たまに異様なくらい「山形の味」が恋しくなることがあるんです。
さくらんぼやだだちゃ豆を食べては季節を感じ、お祭りに行けば「玉こんにゃく」や「どんどん焼き」の屋台を探し、蕎麦といえばお上品な更科系よりも無骨な田舎蕎麦に反応し、定期的に「お蕎麦屋さんの中華そば」的なシンプルラーメンを体が求め、秋ともなれば醤油味の山形芋煮が恋しくなってしまう…。
本当に「食に対する嗜好」って、育ってきた環境によるところが大きいですよねぇ。
ということで、今回はそんな定期的に訪れる「山形の味禁断症状」が発見させてくれた、これからの暑い季節にピッタリの山形グルメのご紹介です。
その山形グルメが食べられるお店とは、若林区宮千代にあるこちらの「らーめん淳」さん。
ラーメン屋さんなんですが、ノボリが見えますよね。風にたなびく「冷たい肉そば」の文字。そうなんです。こちらのお店では山形県河北町のご当地グルメ「冷たい肉そば」を食べることができるんです。
入店してみると、入口にある券売機に確かにありました「冷たい肉そば」。5月からと紙が貼られ、人気メニューの間に堂々と割って入っています。早速ポチりましょう。そうしましょう。
ちなみにこちらの「らーめん淳」さん。G系インスパイヤメニューの極麺(ごくめん)や中華そばも人気です。
あの宮城県のラーメン好きで知らない人はいないであろう、某ローカル番組の「ラーメン王子」が認めた証も店内に貼られています。
私も以前一番人気の「極麺みそ」を食べましたが、動物系のコク強め、背油もタップリのまさに美味しいジャンキーなG系インスパイヤ麺でした。
黒がベースの落ち着いた雰囲気の店内。カウンター席とテーブル席があります。
卓上には、G系やまぜそばを自分好みにマシマシカスタマイズできる調味料の数々。「冷たい肉そば」に何か合う調味料はあるかなぁ…。そんなことを考えながら着丼を待ちます。
はい、着丼しました! 冷たい肉そば。いざ、実食です!
まずはスープから一口。山形で食べる冷たい肉そばでもたまにみかける、こちらの黄色い油は鶏油(チーユ)でしょうか。この油がスープ全体にいきわたっており、鶏の旨味とコクが濃厚で美味しい! 極麺というG系インスパイア系のラーメンが人気のお店だけあって、ガツンと濃厚でパンチのあるスープを目指されたのかもしれません。
本場山形でも、お店によって冷たい肉そばのスープの味は様々でした。嗚呼、そう言えば「今日はコク強めの肉そばが食べたい」という日にこんな味を食べたっけなぁ…。盆地山形の暑い夏を思い出して、ちょっとノスタルジー。
お蕎麦は平打ちの中太。なかなかの太さでしっかりと噛み応えがあります。そして噛むほどに感じるそばの香り。スープの濃厚さに負けていないそばです。平打ちという麺の形状もあり、濃厚スープがしっかりと絡みます。
そして、冷たい肉そばの肉とは鶏肉。しかも若い鶏ではなく、少し身が引き締まり味も濃厚になった「親鳥」です。
こちらのお店の鶏肉も、ギュッと身の締まった具合と食感から察するに親鳥。噛むほどに、さらに鶏の旨味が追加されていきます。鶏油に親鳥の旨味、まさに鳥さん達から一方的な波状攻撃を受けているような美味しさ。夢中で食べすすめます。
中盤からは七味を投入し、味変も楽しみつつ…
いっきに完食して、山形の味を求める気持ちも治まった大満足のごちそうさまでした!
いかがだったでしょうか、仙台市若林区で食べられる山形グルメ「冷たい肉そば」。皆さんも是非「らーめん淳」さんで、暑い日は「冷たい肉そば」、涼しい日はG系ラーメン、二刀流で味わってみて下さいね。
●らーめん淳●
〒983-0044 宮城県仙台市宮城野区宮千代3丁目7−4