「冬型」で大雨・土砂災害警戒!積雪急増する地域も…太平洋側はカラカラ天気で火災注意:気象予報士解説
30日は西高東低の「冬型」の気圧配置が続き、北陸では警報級の大雨が続きそうです。また北海道~山形では積雪が急増するところも出てくるでしょう。
一方で太平洋側では晴れ間の出るところが多く、特に関東は文字通りの快晴で空気がカラカラに乾きそうです。
このところ各地で火災も相次いでいるため、火の取り扱いには一層気をつけてください。気象予報士が解説します。
日本海側は大雨と吹雪、太平洋側では湿度20%台も
30日も上空に寒気が流れ入み、日本海側では雨や雪になるところが多いでしょう。朝の段階で北陸の各地と秋田に大雨警報が出ていて、新潟には土砂災害警戒情報も出ています。
北陸を中心に雨量がさらに増えるおそれがあり、いつもより慎重に行動してください。新潟では明朝にかけて最大100ミリの雨が予想されています。
また北海道~山形では日中にかけて雪が強まるところがあり、風も強まってふぶくおそれがあります。
西日本や関東は晴れるところが多く、空気がカラカラに乾いて、東京の予想最小湿度は28%。おでかけの際は喉や肌のケアも忘れずにしましょう。
「冬型」の天気分布続く…太平洋側は乾燥注意
12月が始まる1日(日)には寒気のピークは過ぎる見込みですが、北日本や日本海側では断続的に雨や雪が降るところが多いでしょう。
週明け2日(月)になると一時的に寒さが和らぐところが多く、日本海側でも日差しが届きそうですが、夜には前線が近づく北海道で雨が降り始めそうです。
この前線や低気圧の影響で、3日(火)には北日本で雨や風が強まり、日本海側の各地では再び雷雨など不安定な空模様に。
その後も日本海で次々と低気圧が発生し、日本海側では4日(水)以降も雨や雪、そして雷が発生しやすい状態が続きます。
一方で太平洋側ではその間、晴れ間が多くひたすら乾燥が進みそうです。
寒さ対策だけでなく乾燥対策もしっかりしていきましょう。
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