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間引き菜を美味しく食べる3つのレシピ|大根、カブの葉消費にも

racss食育インストラクター・調理師/菜園家
大根の間引き菜

家庭菜園でしっかり大きい野菜を育てるためには「間引き」が欠かせません。大根、カブ、小松菜やほうれん草、春菊やレタスなど、種から育てる野菜は必ず間引き菜が大量に出ます。
間引き菜は柔らかくて栄養価も高い!ぜひ無駄なくいただきたいですね。

大量の間引き菜でも飽きずに美味しく食べるための、おすすめレシピを3つご紹介します。

いつものおひたしに飽きたらナムル

茹でてからいつものお浸しにしてもいいのですが、飽きてきたらナムルにするのがおすすめです。

茹でた間引き菜を一口大に切ったら、ごま油と塩をまぶしてよく混ぜます。ビニール手袋をはめた手で、しっかり揉み込むのが美味しさのコツ。

手でしっかりもみこむ
手でしっかりもみこむ

塩と胡麻油だけで十分美味しいのですが、白ゴマ、醤油少々を足すのが私の好みです。刻みキムチや豆板醤を混ぜてピリ辛にしてもいいですね。色々なアレンジも試してみてください。

いつものお味噌汁に飽きたら炒めてから

間引き菜をお味噌汁に放つのは定番ですが、具の一つとしてもりもり食べたいときはこちらがおすすめ。刻んだ間引き菜を炒めてからお味噌汁にする方法です。

間引き菜を炒める
間引き菜を炒める

ごま油で間引き菜だけで炒めるのもいいし、このようにお肉と一緒に炒めるのもいいです。ひき肉、刻んだ油揚げと炒めるのもおすすめ。炒めてから、水を足してひと煮立ちしたら味噌を溶いて出来上がり。
ボリュームのあるコクあり味噌汁になり、男の人や子どもたちにも好評です。

塩もみで簡単漬物に

塩をまぶして浅漬けに
塩をまぶして浅漬けに

少し大きめで間引いた葉物におすすめなのが浅漬けです。
袋に入れて重さの3%の塩をまぶし、密封して一晩おくだけ。ご飯のおともの浅漬けになります。切り昆布を入れると旨みアップします。
この菜っ葉の浅漬けは、漬物としてそのままつまんでもいいですし、細かく刻んでご飯に混ぜておにぎりとか、納豆に混ぜるなどいろいろ使えて、意外に便利。

大根の葉っぱなど、茎が太めで水分が多いものは数時間日向で干して水分を抜くか、一度軽く茹でてから漬けるとよく漬かります。
いくつかの種類の間引き菜を混ぜて漬けるのも風味に変化が出て面白いですよ。

とりあえず茹でて保存しましょう

茹でればカサも減り保存しやすい
茹でればカサも減り保存しやすい

間引き菜がたくさんあって食べ切れなさそう・・・と放置していると、どんどんしおれて茶色くなり美味しくなくなってしまいます。使い道が思い浮かばないときは、とりあえず茹でましょう。茹でるとカサが減りますし劣化がストップします。水気を絞って冷蔵庫に入れておくと数日は持ちますので、その間におひたしにするか、ナムルにするか、別のメニューにするか考えればいいですね。

細かく刻んで水気を絞ると冷凍保存もできます。使いたい分だけ取り出し、お味噌汁や卵焼きの彩りに便利です。凍ったまま料理に加えてください。

関連記事:
調理師が教える【固い大根の葉】を美味しく食べるための下処理とは|洗い方・茹で方・保存法

まとめ

間引き菜は栄養たっぷり!無駄なく食べたいですね。小さいうちの野菜はクセや苦みが少なく、とても食べやすいです。著者のブログでは他のレシピも紹介しています。

間引き菜のおすすめ11レシピ(カブ・春菊・小松菜・ほうれん草・大根など)

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食育インストラクター・調理師/菜園家

学生時代~ハンドメイド作家時代に癒やされる観葉植物の室内栽培にはまったのち、屋外の家庭菜園に魅了され早15年。宿根草とハーブや野菜、野草、山菜系野菜や小果樹を庭で栽培しています。自然を楽しみながら育て、味わい尽くす方法を、調理師・食育インストラクター(2級)の目線から発信していきます。 北海道での家庭菜園の様子はInstagramと公式サイト「racssblog」にて公開中。

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