肌年齢−14歳。美容のプロが美肌のためにメイクでしないこととは?
お付き合いいただき、ありがとうございます。エイジング美容研究家・美容ライターの遠藤幸子です。
遠藤幸子の活動実績は、こちら。
毎日の美肌を育むには、日々のスキンケア、食事や睡眠を中心とした生活習慣が大事ですが、メイクでも気をつけたいことがいくつかあります。
今回は実体験に基づき、筆者が美肌のためにメイクでしないことを紹介します。
47歳美容のプロが美肌のためにメイクでしないこと
(1)落ちにくいアイメイク
筆者は目が大きく瞬きが多いタイプ。さらに、涙が滲んでパンダ目になることがあり、落ちにくいアイメイクばかりしていたことがあります。
落ちにくいアイメイクをしていると、ポイントメイクアップリムーバーで落とすことになりますが、その際に少なからず摩擦が生じることも。
また、きちんとアイメイクが落とし切れず、目の際などに気が付かずに残っている可能性もあります。
数年前までメイクする日は必ずバッチリメイクだったこともあり、ポイントメイクアップリムーバーでアイメイクを落とすのがほぼ毎日のことでした。
自分では毎日鏡の中の顔を見ているので気が付きにくいのですが、少しずつまぶたが色素沈着していき、ある日メイクさんに指摘されて自分のくすみに気がつきました。
以来ご近所程度の外出のときにはアイシャドウやアイライナーは塗らず、ビューラーでまつ毛を上げるだけか、お湯落ちマスカラを使うのみのアイメイク。
人と約束があるときはアイシャドウやアイライナーを使いますが、ポイントメイクアップリムーバーをコットンにたっぷり含ませ数秒置き、拭うように落とせる程度のアイメイクに留めています。そうすることで徐々にまぶたのくすみが改善されました。
ちなみに、お湯落ちマスカラにも注意が必要。以前有名どころの商品を落とす検証をした際にお湯の温度が40度程度必要なものが大半でした。
つまり通常のクレンジングをして洗い流すときのお湯の温度を35度程度とするなら、その程度のぬるま湯ではお湯落ちマスカラを落としきれていない可能性があります。
そのため筆者は、コットンに40度程度のお湯を含ませたものでまつ毛を軽く挟み、マスカラを落とすか、クレンジングオイルでするんと落とせるマスカラを使っています。
(2)粘膜へのメイク
目ヂカラをアップさせようとすると、まぶたの内側などの粘膜部分にアイラインを描くことをメイクさんに勧められたことがあります。
実際に撮影の現場でしていただいたことはあるのですが、粘膜にメイクするのは目の健康のためにもやめるのがベスト。一度の経験だけで全くしていません。
(3)ティントリップの常用
食べても飲んでも落ちにくいティントリップは、ランチや飲み会などなかなか席を立てないシーンで重宝するアイテム。
けれど、落ちにくいのがそもそものウリなので、通常のクレンジングでは落とせないものが多々あります。
自分ではメイクを落としたつもりでも実は色残りしていて色素沈着などの原因となってしまうことも。
実際のところ口角がくすんでいる方が多く、それに気がついていない方もまた多い傾向にあります。10年ほど前の筆者自身もそうでした。この機会にご自分の唇の色をしっかりと確認してみてください。
ティントリップを使うことは筆者もありますが、必ずポイントメイクアップリムーバーをコットンにたっぷりと含ませ、数秒唇になじませてから優しく拭うように落としています。
唇はデリケートなパーツなので、落ちにくいティントリップを常用することは少なからず負担になることが考えられます。常用しないことはもちろん、使用頻度を下げることを選択肢に入れておきましょう。
(4)ブラシやパフを洗わず使い回す
毎日忙しいと、ついブラシやパフを洗う時間が取れず、汚れやメイクアイテムが付着したものを使い続けてしまうことがあるかもしれません。しかし、肌トラブルを引き起こすことがあるので注意しましょう。
毎日洗うのが理想ですが、それを常日頃から実践できる方はごくわずかではないでしょうか。
そこで、最低でもブラシは1ヶ月に1度、パフは週に1度は洗って清潔に保ちましょう。それが難しい場合にはストックを用意しておき、ローテーションするか、スポンジやパフは使い捨てを利用するという方法があります。
また、スプレータイプのクレンザーなどでこまめにお手入れする方法もあります。ただし、スプレータイプのクレンザーなどでは落とし切れないメイク汚れがあるので、2ヶ月程度で洗い流すタイプのクレンザーでもお手入れをしましょう。
(5)いつもバッチリなベースメイク
肌への負担を考えるなら、毎日隙のない完璧美肌のベースメイクをする必要はないと考えています。
筆者はオフの負担も考え、石鹸で落とせるメイクの日やノーファンデで過ごす日も設けています。ほとんどがノーファンデですが、その場合は日焼け止めをメイク前にもう一度塗り直すようにし、紫外線の影響をできるだけ防ぐ努力をしています。
ちなみに、週の中で1、2回はすっぴんで過ごす日も設けています。
(6)乾燥が気になる秋冬に粉物を多用する
パウダー=肌の乾燥を招くということではなく、乾燥しやすい秋冬は乾燥を防ぐ目的で、アイシャドウやチークなどを保湿力の高いクリームにシフトします。
また、ファンデーションは日頃からパウダリーはほぼ使わず、保湿力の高いクリームを使う機会が増えます。最後にファイスパウダーを重ねますが、ひどく乾燥が気になるときには控えることもあります。
まとめ
このほか、メイクするときに肌を擦らない、汚い手で肌に触れないといったことも心がけています。
一美容のプロが実践していることとして参考にしていただけますと幸いです。
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