「お世話になった地域への恩返しをするため、いつかは造園の仕事をしたいと思っていました。」そう語るのは、造園業「そうけん」を営む井田浩久さん（61歳）です。

井田さんは、富山県入善町在住。サラリーマン人生に終止符を打ち、２年前に庭師として新たなスタートを切りました。造園と地域貢献への熱い思いから、一念発起して起業。過去に造園土木の仕事をしていた2年間の楽しい経験が、彼の夢を支え続けていました。

“一人前になるには10年かかる”とも言われる庭師ですが、「好きなことは吸収するスピードが違うんです。」と井田さんは楽しそうに語ります。知人の庭を手入れすることで実践力を高め、その評判は口コミで広がり、今では地域の人々から頼りにされる存在となりました。

井田さんのスケジュールは、依頼で埋め尽くされています。

「そうけん」の仕事は、剪定・消毒・伐採・雪吊りなど多岐にわたります。個人宅の庭の手入れやデザインなども行い、軽トラックで依頼先を巡って丁寧な手入れを施します。他にも、「そうけん」では、草刈や生前整理などの生活支援も積極的に行っています。

「庭を美しくしたり一緒に生前整理をしたりすることで、お世話になった方々に恩返しができればと思っています。仕事を通じてお客さんが笑顔になると、それが私のエネルギーになります。」井田さんはそう語ります。庭師の仕事は肉体的にも大変ですが、その充実感は何ものにも代え難いものなのだということが伝わってきました。

井田さんの庭師としての活動は、地域の人々に笑顔を与え続けています。また、井田さんの姿を通して、「人生はいつでも再スタートできる」という勇気と希望をもらえました！

最後に

井田さんは、社会福祉協議会への寄付や高齢者向け施設へ物資を寄付する活動も行っています。

「たまたま庭師という手段を取っていますが、地元の人々を笑顔にしたいだけ」と語る井田さん。庭を通じて、慈愛の心で人に寄り添い人々が笑顔になること、それが「そうけん」なのですね！

お庭の悩みがある方や興味のある方は、お気軽にご相談ください！