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【仙台市宮城野区】レッツ仙台市場メシ! 実は宮城野区にもある市場メシ。そのサービスとコスパに大満足!

長谷川誠地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。

若林区卸町にある「仙台の台所」こと仙台市中央卸売市場。一般の方でも入場可能なエリア「グルメ街」に関して何度かこちらにアップしている記事でお伝えしておりました。

実は仙台市中央卸売市場とは、若林区卸町にある一か所だけではなかったことを皆さんご存じでしょうか。

宮城野区苦竹、陸上自衛隊仙台駐屯地の隣りにある「仙台市中央卸売市場の花き(かき)市場」
宮城野区苦竹、陸上自衛隊仙台駐屯地の隣りにある「仙台市中央卸売市場の花き(かき)市場」

宮城野区苦竹、陸上自衛隊仙台駐屯地の隣り。付近をよく通る方であれば「この青い看板を見かけたことがある!」という方もいるかもしれません。

看板をよく見てみると「仙台市中央卸売市場花き(かき)市場」との表記。そう。こちらは仙台市中央卸売市場における「花き(かき)=観賞用の花や植物」部門を取り扱っている市場なんです。

仙台市中央卸売市場花き市場の入口看板
仙台市中央卸売市場花き市場の入口看板

仙台市中央卸売市場の歴史を紐解くと、こちらの花き市場も以前は若林区卸町の市場内にあったそうです。しかし、市場全体の取扱い量が増えるに従い、卸町にあった市場の敷地では手狭に…。そのため、花き部門だけがこちらの宮城野区苦竹に移転(昭和63年)してきたとのこと。

さらに詳しく市場についてお知りになりたい方は、下記(かき)を参照ください。花き(かき)だけに。

仙台市HP:仙台市中央卸売市場の歴史ページ

花き市場入場門、食堂の看板
花き市場入場門、食堂の看板

はい。もちろん花き「市場」ですから、市場メシ、あるんです。

こちらの看板にもあるように、市場メシを味わうことができる食堂は「一般の方も、大歓迎です!!」とのこと。大歓迎していただいているので、堂々と門を通過させていただきます。

市場管理事務所建屋の外観
市場管理事務所建屋の外観

門を通過してすぐ左手に見えるのが、こちらの管理事務所さんが入っている建物。こちらの2階に食堂があります。

管理事務所内1階階段付近の様子
管理事務所内1階階段付近の様子

2階へは建物内から階段で上がるか…

管理事務所建屋脇にある外階段
管理事務所建屋脇にある外階段

建物の外階段から上がるかのどちらかとなっています。

2階食堂入口の様子
2階食堂入口の様子

2階に上がり、案内に従って奥に進むとありました! こちらが食堂の入口です。

のんびりと食事時間を満喫できるように、入口付近には漫画も置いてありました。「ミナミの帝王」や「白竜」など劇画率高め。昔ながらの食堂っぽい渋めのラインナップに漫画好きのココロが騒ぎます。

店内の様子
店内の様子

中に入ってみると、まずはレジにて食べたいメニューをオーダー、事前精算して呼び出し番号札をもらうシステムでした。撮影と掲載の許可をいただきパシャリ。

壁に貼られたメニュー表とご飯おかわりについて
壁に貼られたメニュー表とご飯おかわりについて

メニューは壁に掲示してあります。ラーメン、うどん、そばなどの麺類から種類豊富な定食まで充実のラインナップ。

特に目を引くのが「定食のご飯おかわりの方、カウンターまでお願いします」の文字。実はこちら、ご飯のおかわりが可能というだけではなく、後ほど「まだ白米が食べたいぞ」とカウンターに丼を持って行った時に判明したのですが、なんと「おかわり無料」ということだったんですよ! ありがてぇありがてぇ。

日替りランチメニューはレジ脇のホワイトボードに
日替りランチメニューはレジ脇のホワイトボードに

ちなみに「日替りのランチメニュー」はレジ脇のホワイトボードに書いてありました。

呼び出し番号札と共に着席
呼び出し番号札と共に着席

まずは着席し、店内を見まわしてみます。

店内の様子1
店内の様子1

店内はどこか懐かしくも安心できる「The食堂」といった雰囲気。テーブル席から

店内の様子2
店内の様子2

小上がり席もありました。

そして目の前の感染対策のアクリルパネルには「高圧危険」の文字。あれ? これは飛沫防止用ではないような…。高圧、電気工事で使用する安全パネルか何かでしょうか。市場内の電源設備的な所で使っていたモノの再利用かもしれません。SDGs的と言うか、何とも「味がある」というか、市場っぽい元気な勢いを感じさせてくれます。

お水とお茶はセルフサービス
お水とお茶はセルフサービス

お水を飲みつつ、店内をキョロキョロしているとほどなくして私の注文番号が呼ばれました。いざ! 受け取り口へ!

受け取り口脇にある「ご自由にどうぞ」サービス
受け取り口脇にある「ご自由にどうぞ」サービス

注文したメニューを受け取り、ふと脇を見ると…

なんと! 納豆か卵はどちらか一品、お漬物と梅干2個は「ご自由にどうぞ」とのこと。これは嬉しいサービス。こういったちょっとしたサービスって地味に嬉しくて、何度も足を運ぶキッカケになったりするんですよねぇ。納豆か卵というのも、健康面から考えてもありがたい。

ありがたくおもてなしを享受し、席へ戻ります。

おろしポン酢豚しゃぶ定食650円(お漬物のキムチを箸でよそったので箸が汚れていますがご容赦下さい)
おろしポン酢豚しゃぶ定食650円(お漬物のキムチを箸でよそったので箸が汚れていますがご容赦下さい)

私が注文したのは、こちらの「おろしポン酢豚しゃぶ定食」。

定食に付く揚げ物としてコロッケか鰺フライを選ぶことができたので、コロッケをチョイス。そして「ご自由にどうぞ」枠から、目一杯おもてなしを享受して納豆とお漬物、梅干し2個がプラスされています。

ご飯となめこのお味噌汁
ご飯となめこのお味噌汁

お味噌汁がなめこのお味噌汁というのも嬉しいです。

しかし、どうですか。このメインディッシュとなる「おろしポン酢豚しゃぶ」を抜きにしたとしても、ちょっとした定食として全然アリなセットじゃないですか? おもてなしのサービスが効いていますねぇ。

メインディッシュの「おろしポン酢豚しゃぶ」
メインディッシュの「おろしポン酢豚しゃぶ」

と、言いつつも、まずはメインディッシュの「おろしポン酢豚しゃぶ」からいただきます!

食べ応えのある豚肉、そして肉の甘味を強調してくれるポン酢の酸味。家庭的でありながらも「食堂だぞ!」という美味しさを感じるクオリティ。これはご飯がすすむ君です。

コロッケの断面画像
コロッケの断面画像

サックリと揚げられたホカホカのコロッケも、美味しいアブラの香りとジャガイモの優しい甘味。こちらもご飯をパクパクいけちゃう味です。

ご飯おかわり(2杯目)
ご飯おかわり(2杯目)

はい。ご飯がご飯がすすむ君。あっという間に1杯目のご飯を完食。

こちらが、レジ付近に貼ってあった「定食のご飯おかわりの方、カウンターまでお願いします」の文字を思い出し、カウンターまで行ってみたところ、おかわりが「無料」であることが判明し、大はしゃぎで席に戻ってきた2杯目のご飯となります。

サービスの納豆と共に
サービスの納豆と共に

そして2杯目のご飯は納豆と共に。ラストスパートです!  

しかし、この段階まで納豆を残していることで、最初からご飯をおかわりしようとしていたことがモロバレですね…。ご勘弁を。だって、お腹ペコペコだったんですもの。

ごちそうさまでした!
ごちそうさまでした!

ということで、夢中で食べて大満足のごちそうさまでした! 

いかがでしたでしょうか。ご飯おかわり無料、納豆や卵のサービスなど「お腹いっぱい食べてね」という、手厚いおもてなしに大満足の「花き市場食堂」さんでした。皆さんもレッツ仙台市場メシ! してみて下さいね。

●花き市場食堂●

983-0036 宮城県仙台市宮城野区苦竹4丁目-1-20 花き市場管理棟2階

地域ニュースサイト号外NETライター(仙台市)

地域ニュースサイト『号外NET(仙台市宮城野区・若林区)』ライター/仙台市在住、オタクで女の子二児のパパ。文章を書くこと、街歩き、食べ歩き、オタ活が大好き。HPが少ないピンチの時には温泉や寺社仏閣に出没する傾向あり。芋煮は醤油派こと、お隣の山形県出身ということもあり、新鮮な目線で仙台の”今”を見つめる。記事を読んでいただいた方に、ちょっとでも「行動するキッカケ」が芽生えるような仙台の情報・ネタを発信していきます。皆様からのご意見、ご要望、ご質問から叱咤激励までお気軽にご連絡下さい!

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