11月も後半になり、めっきり寒くなってきましたね！それと同時に紅葉の色づきも進んできたように感じられます。気持ち良い秋晴れの日には、在宅勤務でなまった身体を少しでも動かそうと、ランニングに出るのを日課にしています。

近所の天白公園にはよく足を運ぶのですが、紅葉の木々が綺麗でした。程よく広くて、先日ご紹介したように、とっておきのトレランコースも巡っています。

そんな公園をふと訪れていると、また気になる階段を発見しました！それがこちらです。

看板には「御犬山 中山神社」「犬の神様」という文字が！こんな市民の憩いの公園の一角に、なんだかキャッチーな響きの神社があるとなれば、行かないわけにはいきません。

ランニングの途中で、少し長い階段を駆け上がってみれば、高台に本当に神社がありました！

日が周囲の木々を照らし出し、どこか神々しい佇まい。とても立派な社で、地元の方から愛されているのが分かるほど、綺麗に保たれていました。

神社の名前は「中山神社」。岐阜県恵那郡串原村の中山神社より分霊されました。どこに御犬様との関わりがあるのか？というと、それはご祭神として祀っている、広国押武金日命（ひろくにおしたけかなひのみこと、二十七代安閑天皇）です。

もともと広国押武金日命は、奈良県吉野郡金峯山より犬に乗って渡ってきたという伝承があります。その伝承にちなみ、古くより山犬を神の使い「おいぬ様」と崇め、盗難・疫病・災難除け、子宝を祈って霊験ありと伝えられたのです。

天白区民の憩いの公園に、神話の世界や遠く離れた吉野山に思いを馳せる場所があることに驚くとともに、せっかくなので「妻の実家のわんちゃんが健やかに過ごしてくれますように...。」とお祈りしました。

ふと歩くだけで様々な発見がある名古屋の緑地や公園。特に名東区や天白区、緑区などは、発見の宝庫だと思っています。ぜひ運動が気持ち良い季節。近くのスポットをぶらりと歩いてみてください！