【江別市】江別駅前公園の噴水に縄文土器!縄文遺跡出土品が多数ある街・江別
北海道江別市といえば「レンガ」の産地として有名ですが、縄文土器が多く発見されている場所としても有名だったりします。そんな歴史が垣間見える、JR江別駅前の公園をご紹介します。
樹齢100年超のプラタナスの木がある江別駅前公園
JR江別駅を出るとまず眼前に飛び込んでくるのが、樹齢100年を超える巨大なプラタナスの木。その木が立つ場所にある小さな公園が「江別駅前公園」です。
「江別駅前公園」の看板。昭和56年度と書かれているので、意外と新しい公園のようです。
プラタナスの木と公園全体。噴水・ベンチ・花壇と木々しかない小さな公園ですが、小休止するにはもってこいの場所。江別駅という主要駅の前にありながらたいへん静かな公園なのです。
理由は国道から少し距離があることと、駅前通りの商店街はシャッター街となっていて人通りもまばらなため…。なんとも寂しい感じではありますが、逆に公園の居心地を良くしているのですから良い面もあります。
かつて駅前通りが国道だった頃はたいへんな賑わいだったことでしょう。
レンガ造りの噴水
美しい花壇とレンガ造りの噴水。
江別といえばレンガ、ということで煉瓦造りのオシャレな噴水が立っています。夏は子供が水に入って遊べるので、暑い日は子供の歓声が響きます。
噴水が建てられたのは昭和57年9月。公園の向かいにある「江別市水道庁舎」の落成記念として建てられたものだそうです。
噴水の中に入ることができます。水が出ている時は服が濡れてしまうので注意が必要です。
噴水の水が吹き出している部分には、なんと縄文土器のレプリカが!それぞれ異なる形の土器が並んでいるのも面白いですね。
この土器があることからも分かる通り、江別市では縄文時代の遺跡が各地でたくさん発見されています。土器においては考古学の世界で認められている江別発祥の「江別式土器」があるのも注目すべき点です。
この公園から徒歩10分ほどの距離にある「江別市郷土資料館」には、たくさんの縄文土器が展示されていますので、歴史に興味のある方はそちらにも行ってみると楽しいのではと思います。