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90年代のレトロチャイナ食堂【九年食班】で自分だけの麻辣湯(横浜中華街)

いちみ地域ライター(横浜市)

横浜中華街の裏通りで、自分で好きな具材を選んで調理してもらう「麻辣湯(マーラータン)」のお店ができたのをご存じでしょうか。

調理方法だけでなく、中国レトロの店内装飾も楽しめる「九年食班」へ行ってきたので紹介します。

九年食班 横浜店

横浜中華街の西門通りに2023年12月末にオープンした「九年食班(ジゥニェンシーバン)」。ここは1990年代から2000年代前半の中国の雰囲気をそのまま再現したレトロチャイナ食堂です。

店の壁には懐かしいカセットテープ
店の壁には懐かしいカセットテープ

お店を訪れた時、日本人のお客さんは私だけでした。上野にも店舗がある九年食班のオーナー紀さんは、1991年生まれの中国人。「コロナ禍で帰国ができない同世代の中国人に懐かしんでもらえるお店を作りたい」という思いからオープンしたそうです。

メニュー

  • 肉夾饃(ロージャーモー) 600円
  • 酸辣粉(サンラーフェン) 780円
  • 南方小馄饨(ワンタン)780円 など

お店のおすすめは、カリカリに焼いたパンにほぐしたチャーシューを挟んだ「肉夾饃(ロージャーモー)」。中国式ハンバーガーですね。

また、日本で食べられるお店は珍しい「酸辣粉(サンラーフェン)」もありました。これらは次回のお楽しみにして、横浜店の看板メニュー「麻辣湯(マーラータン)」を注文しました。

カスタマイズが楽しい麻辣湯

麻辣湯は花椒のしびれと唐辛子のから味が特徴のスパイスが効いた薬膳スープ。中国では麻辣燙と表記し、「燙」にはやけどするくらい熱いという意味があります。

注文方法は、

  1. 容器とトングを取り、ショーケースから好きな食材を選ぶ
  2. レジで量り料金を計算する(100g=390円)
  3. スープのからさ(普通・中辛・大辛)を選ぶ
  4. 席で待ち番号を呼ばれたら自分で取りに行く
  5. 必要なら調味料台でネギなどをトッピング
ソフトドリンクは自分で冷蔵庫から取ります
ソフトドリンクは自分で冷蔵庫から取ります

スープに入れる具材は、店内の冷蔵ケースに並んだ野菜や肉、海鮮、練り物など、ずらりとなんだ食材から選び透明なボウルに入れます。どれをえらんでも100g390円。

選んだ具材をレジに持っていき計量して精算。春雨などの麺もありますが、1000円以上で中華麺か刀削麺を無料で追加サービスしてもらえるので、それを考慮しないと思わぬ量になってしまうのでご注意を。鍋というよりはトッピングを選ぶイメージがいいかもしれません。

羊肉、エビ、ウインナー、油条(中国式揚げパン)、エリンギ、大量の春菊で1146円でしたので、刀削麺を追加してもらいました。

舌がしびれる本格麻辣湯

スープのからさは初めてなので普通
スープのからさは初めてなので普通

本格的な舌がしびれる麻辣湯。食べた後に気づいたのですが、「パクチー」は煮込まずに「あとのせ」でお願いすればよかったなと。砂糖や辣油、お酢などの調味料で、さらに自分好みの味付けにして最後まで楽しめます。

スープを吸った油条(中国式揚げパン)と刀削麺で、かなりのボリュームになってしまったので、次回は具材を選びすぎないように、野菜をたっぷりにしてリベンジしてきます!

一歩足を踏み入れるとまるで1990年代の中国にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気が味わえる九年食班。店内には中国語が飛び交っていますが、店員さんは日本語が話せるのでご安心を。中国レトロを体験に足を運んでみてはいかがでしょうか。

基本情報
■九年食班
■横浜市中区山下町214
■050-5499-9075
■11:00-22:00(L.O.21:30)
■定休日なし
■予約可
■PayPay使えます
クレジットカードは不可
■WIFIあり
■公式サイトはなし
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地域ライター(横浜市)

愛犬とのおでかけ情報を発信する「つつじろぐ」他複数サイト運営。観光地だけではない横浜の魅力を、地元目線でお届けします。戸塚区・港南区・栄区が多めです。

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