阪急三宮駅、西口の改札を出てエスカレーターを降りてから数歩目、左手を振り返って見たことはありますか？

そこには狭い上り階段があります、そして何やらちょっと怪しい雰囲気ですよ。気がつくと私は、吸い込まれるように階段をのぼっていました。

食と出会いの通り道、三宮(通り抜け)横丁。三宮の新スポットだそうです。ギュッとしてますね、昭和感漂う空間に屋台っぽいお店がコンパクトに並んでいるようです。

飲める人には良さそうですが、私にはあまり関係ないかも〜と思って引き返そうとすると、お兄さんがやってきてひとこと「お昼の定食もありますよっ」と。へーそうなんやと言いながら、ついついまた吸い込まれてしまいまいした。何だ？この吸引力。

左右に店が立ち並ぶ真ん中に、狭い通路があってそこをすり抜けていくように奥へと進みます。案内されたお店は見覚えのある名前でした。

「gun-ai」と書かれたお店、どうやらここはあの群愛飯店と関係があるようですよ。とりあえず席に座ってメニューを見てみることに。

「手作り焼き餃子定食」。餃子、蒸し鶏、スープ、ザーサイ、ライス付きというのがランチメニューとしてありました。餃子が6個入りで700円、8個入り850円、10個入り1,000円(税込)です。

ここの空間は、土日祝だけ12時からオープンしているようですね。そしてランチメニューとして定食を出しているのは今の所「gun-ai」だけっぽいです。(もしかしたら他にも増えてるかも？)、平日は17時からオープンのよう。

まずは餃子8個入り850円の定食をオーダー。蒸し鶏とザーサイがまずやって来ました。しっとりとした鶏肉には甘味あるおネギが添えられ、ザーサイもたっぷり入っています。これはお得なのではないでしょうか。

餃子は薄皮で肉と野菜のバランスも良く、酢醤油で食べるのですが、ニンニク醤油などもありました。餃子の大きさは丸ごと食べられる一口大で、ご飯と一緒に頬張る満足感。

壁に貼ってあるメニューの数々を眺めながら食べていたのですが、大きな写真に拡大された「焼き小籠包」がさっきから気になります。

聞いてみると、定食の追加注文ならお通し代300円はつかないとのこと。2個(300円)からでも頼めるとあって、食べてみることに。

焼き小籠包用のお酢はオリジナルらしく、少し甘味と風味がある香酢のようですね。ホカホカの焼き小籠包、肉汁飛び出しの注意をしながら楽しみます。

同じ席で、違うお店の料理も頼めるのがここの良さなのだとか。それなら移動しなくてもいいので楽ですよね、飲んじゃったら動くの面倒ですし。

とりあえずここの屋台空間が気になっていた人は、お手軽に体験できる定食から始めてみてはいかがでしょうか。