【富士宮市】背伸びすることなく大人の空間を愉しめるジャズ喫茶&バー『フィガロ』
富士宮神田通り、丸亀製麺富士宮の道を挟んで西側の『しずなびパーキング大宮町』の隣にビール屋『ハンザ』さんがあった建物があります。
こちらに8月8日、ジャズ喫茶&バー『FIGARO(フィガロ)』さんがグランドオープンしたということで、早速お邪魔しました。
専用駐車場はありませんが、隣に有料駐車場があるので、車でも行きやすいです。
建物の外観は『ハンザ』からあまり変わっていないようですが、賑やかな感じの装飾から、落ち着いたシックな雰囲気になっていました。
ちょっと薄暗い照明に、打ちっぱなしのコンクリート、奥には元々精肉店時代だった名残のタイル壁や埋め込み式冷蔵庫があり、多種多様な文化、さまざまな時代背景で育まれてきたJAZZに似つかわしい、お店の歴史を感じさせてくれる店内には、爽快なJAZZが大きなボリュームで流れています。
店内に流れているJAZZはレコードを真空管アンプで流しています。
最近はネットでダウンロードできたり、CDが主流になっていますが、レコードで聞く音楽はどこか優しく、音の奥行きが感じられ、ライブのような臨場感があります。
レコードや音響機材は表参道輸入レコード店が閉店するというタイミングで譲り受け、店名となっている『フィガロ』もそのレコード店から受け継いだそうです。
神奈川県の葉山町から富士宮へ移住し、無花果(いちじく)の農園園長を経てきたオーナーと、フーディストの奥さまが無花果を、スイーツやお料理として提供しています。
メニューのほとんどは写真付きになっているので、海外からの方も選びやすくなっています。
今回は車で来たのですが、バーの雰囲気を楽しみたいので、ノンアルの『モヒート(¥680)』と『梅酒ソーダ(¥580)』、『チーズケーキ(¥650)』を注文しました。
アルコールが飲めない方も、飲めない時も、ノンアルがあると雰囲気を楽しめるので嬉しいです。
モヒート(ノンアル)
自家製のミントの生葉を贅沢に使用されていて、眺めているだけでも清涼感が伝わってきます。
ライムの酸味とミントの爽やかさ、すがすがしいすっきりとしな苦みはちょっと大人の味!
梅酒(ノンアル)
一口飲んでみて、「えっこれでノンアル?」と思うほど。梅本来の味と香りと甘酸っぱさで、おいしさに酔ってしまいます。
丸ごと入っている梅は、口に含むととろーりと柔らかな舌触り。優しい酸味と甘みが、暑さでバテ気味の体に染みます。
チーズケーキ
テーブルの照明に当たり、キラキラと輝く無花果を透明ゼリーで閉じ込めた、まるでアートのようなチーズケーキ。
ラッシュクッキー生地にくちどけが半端ない柔らかなチーズケーキ、そして、甘さ控えめなゼリーと無花果の3層仕立てになっています。
こんなにいろいろな食感があるのに、それぞれがお互いを引き立てる驚きのおいしさです。
背伸びすることなく大人の空間を愉しめるジャズ喫茶&バー『FIGARO』。
レコードから流れる温かな音質のJAZZを鑑賞しながら、ひとりで静かな時間を過ごしたい時にもぴったりです。
ジャズと喫茶 フィガロ
住所:富士宮市大宮町12-3
営業時間:13:00 ~ 21:00
定休日:火曜日