【富山市】運行再開に歓喜!ベストシーズン到来「富岩水上ライン」で岩瀬浜までのクルーズを体験!!
富岩運河環水公園から出発している「富岩水上ライン」。富山にお住まいの方で、まだ乗ったことがないという人もいるのではないでしょうか。
この春、私も富岩水上ラインでのクルーズを初体験しました!予約から支払い、乗船までの流れについて詳しくご紹介します。また、富山や富山湾についての豆知識も登場するので、お見逃しなく!
「富岩水上ライン」は、令和5年度の3/23(土)から11/26(日)までの運行を予定しています。今の時期は新緑と春風が心地よく、クルーズするにはベストシーズンといえるでしょう。
運行ルートは、環水公園から岩瀬までのAコース、岩瀬から環水公園までのBコース、環水公園から中島閘門(なかじまこうもん)までを往復するCコース、そして環水公園内の周遊コースから選択ができます。
定員がオーバーしていなければ予約なしでも乗船できますが、土日はとくに混み合うので、複数人での乗車を予定している場合は特に事前予約がおすすめです。
公式サイトからオンライン予約をすると、後日予約確定メールが届きます。乗船日当日、出発時間の15分前までに、乗船所のすぐそばにある“乗船チケット売場”で支払いと発券を済ませれば、乗船の準備が完了します。
15分前ギリギリは乗船チケット売り場が混み合うため、時間に余裕を持って発券するようにしましょう。他に何かわからないことがあっても、親切なスタッフさんに気軽に尋ねられる環境です。
今回は環水公園から出発し、60分かけて岩瀬浜まで運んでくれるAコースを選びました。料金は、大人1人で片道1,700円(税込)です。
定員55名の「fugan(フガン)」は、その大きさと曲線美が印象的。船というと古典的なアクティビティというイメージがありましたが、シンプルかつモダンな内装がとても美しく、これまでのイメージ拭い去ります。
実は、fuganは屋根にモーターパネルがついていて、太陽の光を動力とするソーラー船です。その特性上、出発時と到着時に大きな音が出ます。発着のタイミング以外はとても静かで、快適なクルーズとなりました。
幅が約42m、深さが約2mの運河をスイスイと優雅に進むfuganでの時間は、格別です。これまでとはまた異なる角度から富山を楽しむことができます。
岩瀬浜の岩瀬カナル会館乗り場の少し手前で、富山港と日本海との間に赤と白の灯台が見えてきます。これは世界共通の港の入り口の目印で、海から陸に向かって港に入るとき、船の右側に赤い灯台、左側に白い灯台が見えるようになっています。知っていましたか?
クルーズ中は、おじいちゃんスタッフがこのような豆知識をたっぷり紹介してくれました。「富山についてもっと知りたい!」と思っている県民や旅行者にとって、知性を刺激する体験になるはずです。
Aコースのチケットには、到着地である岩瀬から富山駅までの路面電車片道乗車券がついてきます。岩瀬の街並みや食文化を満喫し、帰路につきました。
運河の上を通っての富山観光は、これまで気づかなかった富山の魅力を私たちに教えてくれます。普段何気なく見ている街並みや建物を運河から眺めたり、富山湾にまつわる豆知識をたっぷりインプットすることができました!
自然を相手にした観光は、季節によって異なる美しさや面白みがあるので、また季節が変わった頃に富岩水上ラインを利用したいと思います。これからのシーズンは、日除けや水分補給など熱中症対策をしっかりと行って、特別なクルーズ体験を楽しんでみてくださいね。
【詳細】富岩水上ライン
料金:Aコース ¥1,700(60分間)、Bコース ¥1,700(70分間)※Aコース・Bコースには路面電車片道乗車券付き、Cコース ¥1,400(70分間)、周遊コース ¥500(20分間)
可能な支払い方法:現金
この記事では、取材ライターの岩井ななが休日に行きたくなる富山市内のショップ・スポット・イベントなどをご紹介していきます。