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【これではいつまで経っても片付かない】出品取引回数4000回超え出品者が思う 不要品出品の心がまえ

整理収納アドバイザー渡部夏代整理収納アドバイザー
不要品出品の心がまえ

物を整理し、不要になった物をフリマサイトで売る人は多いと思います。

また、今までフリマサイトに出品したことがない人の中には、今後挑戦してみたいと考えている人もいると思います。

筆者はヤフオク歴21年目突入、メルカリは8年目、PayPayフリマは2019年にサービス開始と同時に利用しております。

出品の取引回数は4000回以上あり、不要品をフリマサイトで効率良く処分できているのではないかと思っております。

その経験から、不要品を出品する際にぜひ意識してほしいと思う心構えを述べます。

気軽に利用できるフリマサイト

撮影して説明文を入力、売れたら梱包して発送
撮影して説明文を入力、売れたら梱包して発送

ヤフオクやPayPayフリマ、メルカリ、ラクマなどフリマサイトがいくつかあります。

基本的にどのサイトも、売りたい物の写真を撮り、商品説明を入力し、価格と発送方法を決めて出品するという非常にシンプルなやり方です。

それを見て欲しいと思った人が落札なり購入なりすれば、売れた商品を梱包して予め決めた発送方法で送ります。

無事に商品が届き、受取完了すれば取引終了です。

整理して出た不要品を売りたいと思う人は多い。しかし

家から出さなければ、物の量は減らない
家から出さなければ、物の量は減らない

捨てるのはもったいないと思うけど、誰かが使ってくれるなら手放してもいい。さらにお金になるのなら尚良しということで出品したいと考える方は多いです。

しかし、そう思っていても実際に出品する人は、ぐっと減ります。

理由は、

・「いつか出品しよう」と思っているが、その「いつか」がなかなか来ない

・やり方がわからないので調べようと思っているが億劫

・梱包用品などを完璧に揃えてからじゃないと出品できないと思い込んでいる

などがあります。

「捨てるのはもったいないから売ろう」と言って、不要品を箱や袋に詰め込んだまま何年も放置してしまうケースは多いです。

不要品として区別されていたとしても、家の中の物の量は減りません。

出品が長続きしない理由

売りたい物は1個だけではなく、たいていの場合たくさんお持ちです。しかし、1個出品できたとしても続かずに単発で終わってしまうことも多いです。

必ず売れるわけではありませんので、モチベーションが下がってしまうのです。

売れない理由としては、

・商品が閲覧されない

・欲しい人が現れない

・価格が高いなどで購入に至らない

などがあります。

どのサイトも膨大な出品数なので、商品はすぐに埋もれてしまいます。

また、閲覧されたとしても価格がニーズに合っていなければ購入されません。

なかなか売れなければ出品の意欲も失せてしまい、長続きしにくいです。

出品の目的を明確にしよう

フリマサイトに出品する目的は人それぞれで、

・フリマサイトを楽しみたい

・お金を稼ぎたい

・不要品を処分したい

などがあります。

出品する目的が「不要品の処分」であれば、儲けは二の次にします。

早く家から出すことを心がけ、売れやすい価格設定にすることは重要なポイントです。

特に出品したい物の数が多い場合は、値下げするなどしてテンポよく売っていくことがすっきりへの近道です。

そして、値下げしても売れない場合は、「誰も必要としていない物」と割り切って捨てる選択をすることも大切です。

また、梱包するための資材を山ほど揃えるのもしないほうが良いです。

梱包用品をたくさん揃えることで、家の中の物の数が余計に増えてしまうからです。

不要品を処分する、つまり「家から出す」を意識して続けると良いです。

ひとつ売れたら、不要な物が家からひとつ出ていったということです。

ひとつ分の空いた空間がすっきりしたことをスモールゴールにします。

そのスモールゴールを積み重ねていけるといいですね。

整理収納アドバイザー

整理収納に関する発信を行います。筆者が幼少期好きだった遊びは『引き出し整理』。物心付いた時から片付け好きの人生を送っているが、基本的には面倒くさがりです。よって「面倒なことをいかに面倒と感じずにできるか?」を日々探求しております。現在は札幌市を中心に家庭の整理収納サポートと企業の環境改善、および整理収納に関する資格講座を開催中。ファイリングの資格も保有し、情報資産管理指導者として書類整理のサポートも行います。

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