その症状は"小脳"の障害かも?-【小脳失調】の症状を分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は、小脳の障害でみられる
小脳失調(小脳性運動失調)を解説していきます
小脳とは?
小脳(しょうのう)は、
脳の一部で、頭の後ろに位置します。
重さは約130gで、脳全体の10%ほどです。
小脳は、
「運動の調節」に需要な役割を果たしています。
【具体例】
・身体の平衡や姿勢の維持
・筋肉の緊張の維持
・協調的な運動の制御
・運動の学習などなど…
例えば、
自転車の練習では、最初は乗れませんが、
練習を繰り返し、乗れるようになりますね。
この練習のときには、視覚(目)、
平衡覚(内耳)、深部感覚(筋肉や骨)などの
情報が「小脳」に集まってきます。
そして「次は転ばない」ように、
小脳がうまくバランスをとって、
学習していくうちに乗れるようになります。
小脳の障害と症状(小脳失調)
脳卒中や脳腫瘍、外傷などによって、
小脳が障害されると、歩行が不安定になったり、
言葉がはっきりしないなどの症状が現れます。
小脳の障害による症状を
もう少し細かく見ていきましょう。
①酩酊様歩行
小脳が障害されると、体幹の姿勢の維持や、
運動の調節ができなくなり、ふらふらと
体幹を揺らしながら歩く症状がみられます。
②企図振戦
小脳は、
細かな動作にも関わるため、障害されると、
人差し指でボタンを押すなどの動作で、
不規則に速くふるえてしまうことがある。
③測定障害
小脳の障害により、何かを掴もうとした際に、
目標に対して正しく、手を持っていくことが
できないなどの症状が現れることがあります。
目標物を超えてしまうことが多いです。
④構音障害
小脳の障害により、
言葉を話すときに、とぎれとぎれで、
不明瞭な話し方になることがあります。
また、音の大きさの調節ができず、
突然大きな声になってしまうこともある。
⑤その他
その他に、キーボードを打つなどの
指の細かい切り替えができなくなったり、
真っ直ぐ手を伸ばせず、ふらふらして
しまうなどの症状が現れることがあります。
最後に
これらが小脳の障害でみられる
「小脳失調」という特徴的な症状です。
ただし、これらは自分での判断は
なかなか難しいので、不安や疑いがある
場合には、医療機関への受診をおすすめします。
では、今回はここまでです。
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最後まで、
ご覧いただきありがとうございました!
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中