飲食店が並ぶ町田市の中心、原町田。旧町田街道沿いにあり、常に多くの人で賑わっている「菓舗 中野屋（かほ なかのや）」。1933年（昭和8）創業の老舗和菓子店です。ある日お店の前を通ったら、定番人気の「柏餅」や「豆大福」「おはぎ」「焼きだんご」が並ぶなか、これまで見たことのないお菓子が目に入りました。この記事では、新たに登場した「栗入り 秋味シュー」をご紹介します。

見た目はシュークリーム「栗入り 秋味シュー」

ぱっと目に入ったお菓子は、どの角度から見ても「シュークリーム」。

「これはシュークリームですか？」とお店の方に尋ねたら、「いえ、シュークリームではないのですよ。シューに栗が入っています」と。

えっ、どういうことなんだろう？と思い、自宅で食べてみたらその理由が判明しました。

シュークリームではない「栗入り 秋味シュー（和菓子屋のシュー）」の正体

購入した「栗入り 秋味シュー」はこちら。

和菓子屋さんで売られているものとは想像がつかないほど綺麗に焼き上がったシュー。パクッと食べたらふんわりクリームが口いっぱいに広がる様子が想像できるのですが...

開けてみると、中には綺麗な栗色の餡の上に載せられた丸ごと1個の栗。確かに「シュークリーム」ではないですね。シューに栗と餡が入っています。

シューに餡？と思うかもしれないですが、これがクセになりそうな美味しさ。軽い口当たりのシューに甘さ控えめの餡は、甘すぎないからいくらでも食べられそう。最中よりもふわっと焼かれたシューの生地が餡の甘さをやさしく包みこみ、じんわり甘さを感じさせてくれます。

やさしい味わいの「栗入り 秋味シュー」は看板メニューの一つになりそうな予感。写真を撮っている間にも次々と購入する常連さんたちの姿が見られたので、既に人気となっている様子。

秋はモンブランにかぼちゃと楽しみが多くありますが、老舗和菓子屋が手がける「栗入り 秋味シュー」を求めてふらり出かけてみてはいかがでしょうか。

取材協力：スタッフの皆さま

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