【板橋区】パウンドケーキの基本 カトルカールがおいしい! 焼き菓子がメインのケーキ屋さん
板橋区担当のすいです。
本日は、温かな雰囲気とおいしい焼き菓子が味わえる「ratonlaveur(ラトンラヴール)」さんをご紹介します。
「ratonlaveur」は、焼き菓子をメインに販売されているケーキ屋さんです。
コック帽をかぶった、かわいらしいアライグマのロゴが目印。
お店の中は、カラフルな絵や綺麗なお花が飾られていて、穏やかな空気が流れています。
店主の新井さんは、製菓専門学校をご卒業され、ホテルでシェフをやられていたご経験もある、すごい方です。
新井さんの地元は、埼玉県和光市であり、小さい頃からよく成増で遊んでいたため、成増にはとても思い入れがあるのだと、お話してくださりました。コロナ禍や体調不良などがあり、ホテルをお辞めになられた後、慣れ親しんだ街に恩返しをしようと、お店を開かれたのだそうです。
焼き菓子をメインにされた理由は、日持ちする洋菓子のため、食べ物の廃棄がどうのと叫ばれている世の中、自分にできることは得意な焼き菓子を作ることだと思ったのだと、おっしゃられていました。
お店の名前とロゴであるアライグマは、ご自身の名前(”アライ”さん)から来ているのだそう。
お店の中に並べられた、色とりどりの洋菓子はどれもおいしそうで、ワクワクします。
アライグマのステッカーもかわいい。
「ratonlaveur」で売られている、焼き菓子や生ケーキは、全て米粉で作られています。
小麦粉を使わない理由は、ホテルで働いていた時代、アレルギーを持っているお客さんに料理を提供する機会も多かったことを思い出し、ケーキを作るために必要な材料のアレルギー品目を減らすことで、アレルギーが原因で食べたいものが食べられない方に対して、少しでもお役に立てたら、ということでした。
実際、アレルギーが原因で一度もお子さんにシュークリームを食べさせたことがないというお父さんが、お店に来られ、シュークリームをご購入し、数日後、お子さんが喜んでシュークリームを食べてくれたことを報告してくださったそうです。
お店のレジ付近には、かわいらしい絵本が置いてあり、小さなお子さんが自由に読めるようになっています。子供目線の高さに置いてあることから、新井さんのお客さんに対する優しさが伝わってきます。
取材をさせていただいている最中にも、小さなお子さんとお母さんがご来店され、お母さんがケーキを購入している時間に、お子さんが楽しそうに絵本を読まれていて、ほっこりとしました。
お店の中には、ベンチもあり、購入した焼き菓子をこちらで食べていかれる方もいらっしゃるのだそう。
ただ、飲食店ではないので、飲み物はご持参ください、とのことです。
今回は私も、店内で、お店の人気商品”くるみのスコーン”を頂くことに。(スコーンは日替わりで変わります。)お値段は350円です。
外側がサックサクで、パリパリ。中身はしっとりと、ほんのり甘くて、とてもおいしい。くるみがふんだんに使われており、どの箇所を食べてもくるみがいます。ボリューミーなので、かなりの満足感。ほかほかとした気持ちになりました。
新井さんに、お店で一番のオススメを伺ったところ、こちらの”カトルカール”をご紹介してくださりました。
カトルカールとは、パウンドケーキの基本。お値段は、2500円です。一切れで包装されているものもあり、そちらは250円で販売されています。
新井さんは、カトルカールが日常のほっとする時間の手助けになってくれたら、とおっしゃっていました。ご褒美よりもフラットな感覚で、あってほしいと。
私も、ほっとする時間とカトルカールのコラボを味わうため、購入し、家で頂くことにしました。
見た目から溢れる、パウンドケーキを丸々一本頂く贅沢さ。新井さんが、カトルカールには濃いめの緑茶や無糖の紅茶、ブラックコーヒーが合うのだと教えてくださったので、無糖の紅茶をお供に。
しっとりと甘くて、とってもおいしい。満足感があるのに、いくらでも食べられてしまうような軽さがあり、手が止まりません。
ケーキを食べたいと思ったときに欲している甘さが、どっぷりとあります。
無糖の紅茶を挟むことで、甘さがリセットされるので、また次の甘さが欲しくなる。
ほくほくの甘さです。
1週間ほど掛け、ゆっくりと味わっていこうと思っていたのですが、2日で食べ終わってしまいました。
冷蔵庫で冷やしてから頂いても、おいしかったです。
今回、取材をさせていただいた「ratonlaveur」さんは、おいしい焼き菓子を味わえるだけではなく、新井さんの優しさとお客さんの温かな気持ちが繋がる、ほっこりとしたお店でした。
新井さんは、お客さんから届いたお手紙をお店の窓に貼っており、その様子からもほっこりとした雰囲気が伝わってきます。
今後も、お客さんとの距離が近いアットホームなお店を目指し、ワクワクドキドキしながらお店に入ってくださる、お客さん一人一人に合った、最大限の接客をしていきたいと、お話されていたときの、新井さんの笑顔が素敵でした。
寒い日々が続く12月、温かな空間と洋菓子を味わいに、ぜひお越しください。
【取材をさせていただいた時期が9月のため、洋菓子の種類が変更されている場合もございます。また、クリスマスケーキになどに関しては、HPでのご確認をお願いいたします。】
(取材では、ratonlaveur様のご協力により、くるみのスコーンを無償で提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。)