【ひたちなか市】「干支の巨大地上絵」ができるまで|ぽっかぽか冬フェア!!1月8日まで開催中
国営ひたち海浜公園では、12月16日(土)から年明けの1月8日(月祝)にかけて、「ぽっかぽか冬フェア!!」を開催しています。
期間中は冬の風物詩となった「干支の巨大地上絵」の展示をはじめ、古民家での「書初め」や、茨城県の指定文化財「水戸藩の大神楽」などのお正月イベントを実施します。
「干支の巨大地上絵」のみどころ
今回は「干支の巨大地上絵」の情報をお届けします。力強い龍の顔や、尻尾に使われた新しい素材がみどころです。
2024年の一文字は「成」
干支の巨大地上絵には、デザインテーマや制作の想い・願いを込めた一文字が添えられています。2024年の一文字は「成」。
天から舞い降りる龍は地上の守り神となり、如意宝玉の力でさまざまな願いを叶えてくれることから、“大願成就”の願いを込めて「成」の一文字が決定されました。
デザインテーマ
今回の干支の巨大地上絵は、「人々の願いを叶えるために天から舞い降りる龍」がテーマ。
全体サイズは「縦:約30m×横:36m」におよび、地上絵を描く材料は“コキア”や“松ぼっくり”など、すべてを自然素材で構成。コキアは約6百本・松ぼっくりは約2万個、パンパスグラスは2百本使用。
龍は十二支の中で唯一伝説上の生き物で、大自然の躍動や鳴動を象徴することから、躍動的で力強いデザインに注目が集まります。
大観覧車(有料)に乗ると、上から全貌をみることができます。
ーーサイズが大きいので、どのように絵を描いていくのか気になります。
スタッフ:
まずデザイン担当者が手書きで下書きをした後に、パソコンであえて角をつけて描いていきます。一個一個の点を測り出すのに、丸だと測り出せないからです。
グリッド線を路面にチョークで縦横にひいて、マスごとに1つずつ絵を完成させていきます。
薪をすべて並べ終えてから、観覧車に上がって全体像を確認して、微調整。この作業を、最終確認まで何度か行います。地面に図柄を描き始めてから約3週間で完成です。
12月9日(土)の制作体験では、263名の参加者がコキアや松ぼっくりを敷き詰めました。
力強い龍の顔
今年の辰は2周目に当たります。龍の顔が力強いのが特徴です。
スタッフ:
これからの日本を考えて、力強いイメージにしました。
新素材のパンパスグラス
これまではコキアと松ぼっくりだけで色を入れていたところを、今年は新しくパンパスグラスを取り入れています。
過去の作品紹介
2009年の丑から始まり、過去に14回制作されています。
前回2012年の辰の制作は、東日本大震災の翌年に行われたので、復興と飛躍をイメージした昇龍(のぼりりゅう)が採用されました。
前回の龍は横を向いていますが、今回の龍はほぼ正面を向いていて、顔も大きく、力強く描かれています。違いを見比べてみるのもおもしろいですね。
公園の情報
花の少ない冬季に見頃を迎える「アイスチューリップ」の展示や、まるで雪景色のような白銀の「みはらしの丘」の風景なども楽しめます。
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国営ひたち海浜公園
【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
【開園時間】9:30〜16:30(11月1日〜2月末日)
【休園日】
※原則毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
※ぽっかぽか冬フェア‼の期間中は、12/31・1/1のみ休園
※詳細はホームページにて
お問い合わせ:
【TEL】 029-265-9001(ひたち公園管理センター)
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