【京都市上京区】国産レモンにこだわり抜いた洋風定食やランチプレートが絶品! 実はラーメンも美味い!
烏丸今出川から少し下がったところに、武者小路町という東西に広がる地域があります。ところどころに古い町家も残す閑静な住宅街です。名の由来は、千利休の流れを汲む三千家の一つ武者小路千家の家元の居宅と官休庵があるから。千家十職の一つ塗師の中村宗哲の屋敷があることでも知られます。2023年4月8日、そんな武者小路通を歩いてみました。
ほんとに静かな通りの一角に、一際目立つ看板を見つけました。カプリ食堂「LIMONE VERDE」です。創作レモン料理専門店として烏丸五条で人気の店「カプリ食堂」の今出川御所店となります。オーナーの金森陽平さんによると「地中海の真珠と言われるカプリ島にある食堂がコンセプト」なんだそう。玄関前には素敵なテラス席もあります。
明るい店内装飾にもレモンがいっぱいで、雰囲気だけでも食欲をそそります。まずは朝からなにも食べていなかったので腹ごしらえ。ご一緒したFMパーソナリティーで歌手のCOCOさんと二人で、レモンステーキ丼、アボカドレモンハンバーグ、鴨の塩レモンラーメンを注文しました。
ひっそりとした地域に隠れた名店はあるもので、どれも美味い! アボカドレモンハンバーグは、柔らかすぎず固すぎず歯ごたえのしっかりしたジューシーハンバーグにアボカドが乗っかって、レモンの心地よい酸っぱみがアクセントとなって絶品!
ほろりとするほどに柔らかいステーキをうず高くご飯に乗せたレモンステーキ丼は、肉とレモンの酸味が絶妙に合わさった美味いステーキと絡めて食べるご飯が美味すぎる。さらに、レモンを知り尽くしたオーナーの金森さんが、レモンの配合具合など研究の末に開発したラーメンが美味しい。淡白なあっさりラーメンをさらにさわやかなレモンでたべさせる逸品です。これラーメン屋さんでもやっていけます。
どの料理にもふんだんに使われている国産レモンは、レモン王国として名高い瀬戸内海の小さな島の瀬戸田レモンを契約農家から直接仕入れています。もちろんレモンオレやレモネードなどのソフトドリンクやカクテルなども充実しています。
ベースのミュージシャンとしてやってきた金森オーナーが、30過ぎに飲食の世界に飛び込むにあたって、「脇役やからこそ色んな料理に合うレモンに特化してる店を創ろう」と考え、地中海の真珠としてレモンが有名なカプリ島をモチーフにした店舗を烏丸五条に計画。大衆になじむようにとカプリ食堂となずけました。
2016年にオープンしてから2年後の2018年には今出川御所店をオープンしていました。コロナ禍も感染症対策をしっかりした上で、365日営業していたのだとか。「続けることが大事ですね。大晦日でも元旦でも、災害や台風の時でも、いつ行っても開いてる。街の灯になりたいです。明るいレモンでみなさんのこころを元気にしたいんですよ」と明るい笑顔で語ってくださいました。
カプリ食堂「LIMONE VERDE」(外部リンク)京都市上京区武者小路町451-2 NEST 1F 075-204-2545