夏に購入した【多肉植物】できるだけ可愛いまま夏を越すコツ
夏でも多肉植物買いたいけど、
枯らしちゃう、紅葉が覚めちゃう、徒長しちゃう、葉が伸びちゃう、緑色になっちゃう
買った時の姿で夏を越し秋を迎えるのってすごく難しいんですよね。せっかくお気に入りの品種を見つけても購入を泣く泣く購入を見送る事もありますよね。
今日は夏でも多肉植物を楽しみたい方向けに、夏に購入した多肉をできるだけ可愛いまま夏を越し秋を迎えられコツをご紹介します。
冬よりお手頃に手に入る多肉植物。いっぱい増やして楽しみましょう!
多肉植物が夏に弱い原因と対策
なぜ夏は育てるのが難しいのか?多肉植物が夏に弱い原因と対策をご紹介します。
日光の強さと高温による乾燥
夏は日差しが強くなり、高温と乾燥が多肉植物にとって負担となります。遮光ネットや日除けを使用し日光を適度に遮り、水やりの頻度と量を調整し、適切な湿度を保つよう心掛けましょう。
過度な水やりと湿度の問題
多肉植物は乾燥に強いですが、高温と湿度の組合せは根腐れや病気の原因となります。水やりは適度に行い、土壌が乾いてから再度水を与えます。湿度を下げるために換気を行い、風通しの良い環境を確保しましょう。
根の過密と根腐れのリスク
鉢が小さくなると、根が過密になり根腐れや根の健康に影響を与える事があります。適切なサイズの鉢を使用し、根の広がるスペースを確保します。また、鉢底の通気性をよくし排水性を高めましょう。
病害虫の活動の増加
夏の暑さと湿度は病害虫の発生を促進してしまいます。害虫の早期発見と対処を行い、場合によっては薬剤を散布します。
可愛い多肉のまま夏を越すコツ3つ
夏の基本的な育て方を抑えつつ、さらに可愛いまま夏を越すためのコツを3つご紹介します。
水はけのよく無肥料の多肉用土にする
水はけをよくし余分な水分を吸収しないようにすることと、紅葉が残しておきたいので、成長を促進する肥料は使わない配合土を用意します。
- 鹿沼土細粒:2
- 赤玉土細粒(もしくは小粒):2
- 日向土(ぼら土):3
- バーミキュライト:2
- 燻炭:0.5
- ゼオライト:0.5
夏の配合土の割合はこのようになりました。鹿沼・赤玉・日向土で排水性を確保し、バーミキュライトで保水性を、鹿沼土で酸性になった土を燻炭のアルカリで中性に、ゼオライトで土のバランスを整えます。
通常は、鹿沼・赤玉土・日向土を同じ割合の配合土を作っているのですが、今回はさらに水はけをよくしたいので、日向土を多めにしました。
こうすることで、さらに水はけのよい配合土を完成しました。
風通しのよい一等地に置く
現状を維持し健康に育てるには、適度な水やりと病害虫に負けない体力温存が必要です。
特に気を付けたいのは、土の湿度温度上昇です。過度な湿度は病害虫の原因となり、温度上昇は高温障害や蒸れの原因となります。
この2つは風通しを確保する事で可能となります。風が抜ける事で鉢内部の湿度が下がり病害虫の被害を最小限に抑え、葉内部の温度上昇を抑え高温障害・群れを防ぎます
届いたばかりで環境に慣れない苗は特に、一等地で管理しましょう。
直射日光は秋までお預け
日光はキレイな紅葉の条件の1つです。夏に浴びた日光を養分に蓄え秋の成長期を迎えた多肉は、たくましくそして美しい紅葉を見せてくれます。
ただ、購入したばかりで環境に慣れていない・直射日光に耐えるポテンシャルを持っていない発根してすぐの苗は、直射日光に当てたその日に焦げるか枯れます。
9月頃って秋の気配を感じ油断しがちですが、日差しの入光角度が低く夏は光が届かない位置のに急に直射日光が当たることで、一気に葉が焼け可愛い姿が焦げしまいます。
10月上旬をめどに日中の直射日光にあてることをおススメします。8月下旬頃から朝日にあてるなど徐々に慣らしてあげるといいですよ。
最後に
届いたままの可愛い姿を維持するのなら、成長させない事がイチバンです。動画でも詳しくお話ししていますので、参考にしてみてくださいね。