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各リーグ本塁打トップのジャッジと大谷がホームランを打ち、2位との差を7本と3本に広げる

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホアン・ソト(左)とアーロン・ジャッジ Jul 13, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月13日、各リーグの本塁打ランキングのトップに立っている、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)と大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、それぞれ、34本目と29本目のホームランを打った。

 ア・リーグ2位のガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)とナ・リーグ2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、ホームランがなく、27本塁打と26本塁打のまま。ジャッジとヘンダーソンの差は7本に広がり、大谷とオズーナの差は3本となった。

 この日のホームランにより、ジャッジは、通算300本塁打まで9本とした。ここまでの通算出場は930試合。史上最も少ない出場試合で300本塁打に到達した選手となるのは、まず間違いない。現在の最少は、ラルフ・カイナーの1087試合だ。

 一方、大谷のホームランは、日本プロ野球時代を含まず、通算200本目。通算出場は、投手として投げ、他の選手がDHを務めた15試合を除くと、794試合目だ。100本目のホームランを打つまでの出場試合が少なかった選手については、こちらで書いた。

「大谷翔平は通算200本塁打まであと2本。800試合未満で到達なら歴代何番目のスピード記録になるのか」

 今シーズン、15本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 ホアン・ソト(ヤンキース)のシーズン23本目とジャッジの34本目は、2者連続ホームランだ。同じ試合に2人揃ってホームランは、今シーズン6度目。2者連続は、5月24日に続く2度目。彼らに続けて打たれた投手は、前回がダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、今回はグレイソン・ロドリゲス(オリオールズ)だ。

 ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)のシーズン21本目は、オースティン・アダムス(オークランド・アスレティックス)から。これにより、ハーパーは、30チームからホームランを打った選手となった。現役選手の達成者は、見落としがなければ、ハーパーが18人目。ただ、レギュラーシーズンに限ると、ハーパーは、29チームだ。ヒューストン・アストロズの投手からは、2年前のワールドシリーズでホームランを打った。

 ちなみに、ジャッジと大谷は、どちらも、30チーム中28チーム。ジャッジの残る2チームは、セントルイス・カーディナルスとヤンキースなので、移籍しない限り、コンプリートはできない。大谷は、カーディナルスとフィリーズを残している。ここから、レギュラーシーズンが終わるまでに、ドジャースは、8月5日~7日にフィリーズ、8月16日~18日にカーディナルスと3試合ずつを行う。

【追記:7/16】

 この記事のアップデート版、前半最後の7月14日を含めたホームランのランキングは、こちら。

「リーグ本塁打1位のジャッジと大谷は2位と6本差と3本差で前半終了。最終日は9人が1試合2本以上」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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