ところで丸型リールのメリットってなんだろう。ロープロ型と特徴を比較。
こんにちは、バス釣りブロガーのikahimeです。今回は「丸型リール」の特徴についてです。
- 丸型リールって一体どんなメリットがあるの?
- ロープロファイル型リールとの違いは?
そんなお話をしていきます。
それぞれの特徴を知って、自分に合ったリールをチョイスできると幸せになれます。
ロープロファイル型リールと丸型リール
ベイトリールにはロープロファイル型と丸型があります。
ロープロファイル型は、ギアとハンドルの位置をグッと下げて全高が低い形状です。パーミング(握りやすさ)や軽量化を推し進めた結果、このような形状になっています。
一方で丸型は、背が高い丸い形状をしています。
丸型リールの特徴
金属削り出しボディ
丸型リール最大の特徴としては、継ぎ目が少ない金属製の削り出しボディを採用していること。
一方で、一般的なロープロファイル型リールは必ずしもそうではありません。
剛性が高い
削り出しボディによって剛性が高いのが丸型リールの特徴です。
高負荷時に歪みが発生しにくく、力強い巻き上げ力や、長年に渡って使用できる耐久性が生まれます。
巻き上げ力が強い
一般的に、丸型リールの方がトルクがあって巻き上げ力が強い傾向です。
高い負荷がかかったときに歪みが少ないのでパワーロスが少なく済むためですね。
一方で剛性が弱いリールは高負荷時に目に見えないレベルで歪みが発生。
結果、力が逃げてしまって巻き上げ力が弱くなってしまいます。
ジギングなど高負荷な釣りでは、ブレなく巻ける丸型リールが有利です。
耐久性が高い
剛性が高いことによって、耐久性も上がります。
性能の劣化がしにくく、購入当初の性能を発揮し続けてくれます。
見た目の美しさ、かっこよさ
クラシカルな見た目の美しさ、かっこよさも丸型リールの美点です。
もちろんロープロ型にも独自の魅力があって、甲乙つけがたい部分もありますが…
さらに、カスタムするとめちゃくちゃカッコよく仕上がります。
写真のリール装着パーツ
・夢屋 コルク ハンドルノブ TYPE 3 ショート
・KDWオフセットクラッチ
’14カルカッタコンクエスト100 カスタム。巻きモノ最高峰リールの弱点を解消する。
カルコン101を好き放題いじり倒したので、よかったら見てやってください♪
ロープロファイルとの差は縮まっている
ただし、現代の非常に良く出来たロープロファイル型は丸型にほぼ遜色ない巻き上げ力です。
バス釣りで使い比べてみた感覚では、特にバンタムMGLは巻き上げ力にネガを感じる事は少ない。
また、ソルトフィッシング(ジギングやタイラバ)でも同様です。
オシアコンクエスト201HG(丸型)とグラップラー300(ロープロファイル型)を使っているのですが、その差は僅少です。
ただし巻き心地のシルキーさはオシアコンクエストに軍配が上がります。歪みの少なさが巻き心地の良さに繋がっているのですね。
丸型リールのデメリット
パーミング(握り込み)
パーミング性能は、手の中にすっぽり収まるロープロファイル型が優れています。
とはいえ個人差もあり、がっしりとハイトのある丸型がパーミングもしやすい場合もあります。
最近の丸型リールはコンパクトな設計で、この弱点は解消されつつあります。
多彩なギア比は設定しにくい
丸型リールの大きなデメリットと言えば、デザイン上の制約からギア比を自由に設定しにくいこと。
ギアボックスを大きくはみ出させたロープロファイル型とくらべ、メインギアの大きさに限界があります。
そのため、多彩なギア比を用意する事が難しい。
左右非対称型のデザインなどでハイギアの設定が可能な丸型リールも存在しています。(カルカッタコンクエストなど)
高価である
金属削り出しという製造方法の都合で高価になりがちです。
ただし堅牢な作りで長く使えますので、長い目で見ればかえってコスト減につながることもあります。
重たい
金属製のため重さはあります。キャストを繰り返す釣りや、重たいジグを扱う釣りでは疲労の原因となります。
まとめ
以上、丸型リールについてでした。もちろん、ロープロファイル型だけでも釣りは成り立ちます。
しかし丸型リールでベイトキャスティングを味わう独特の世界観は、釣りにおける大きな楽しみのひとつと言えるでしょう。