夏空の到来は7月下旬か?
九州は大雨に警戒を
梅雨前線上の低気圧が近づいており、九州で雨脚が強まってきました。
きょう12時半すぎ、鹿児島県薩摩川内市甑島に大雨警報が出されました。
九州は今夜遅くにかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあり、気象庁の発表している警報級の可能性でも、今夜からあす明け方にかけて高や中という所が多くなっています。
先日記録的な大雨に見舞われた鹿児島県をはじめ、九州以外の西日本でも雨の降り方に十分な警戒が必要です。
3連休は梅雨空続く
今週末からの3連休も、夏空をもたらす太平洋高気圧の勢力範囲は日本の南海上にとどまったまま。
この北側に梅雨前線が顕在化するため、東日本や西日本では曇りや雨の梅雨空の続く所が多いでしょう。前線の活動が活発化し、大雨となる所があるかもしれません。
去年の3連休とは雲泥の差
思えば、去年の今頃はすでに夏空が広がり、猛烈な暑さとなっていました。
海の日を含む3連休(7月14日、15日、16日)もまさに盛夏そのもので、14日は東京都心で35.4℃と初の猛暑日を記録し、多治見では38.7℃まで上がりました。
15日は福知山と岐阜県揖斐川で38.8℃を記録するなど、全国の猛暑日の地点数は200地点に達しました。
さらに16日海の日は、揖斐川で39.3℃を記録するなど、まさに海やプールにすぐにでも飛び込みたくなるような全国的な猛暑に見舞われました。
1年経てば状況も変わるものです。
来週後半は徐々に高気圧が張り出す
では夏はいつやってくるのか?
どうやらその兆しが少し見えてきました。
南の海上で頼りなかった太平洋高気圧ですが、来週の後半になると徐々に勢力を増し、20日土曜日頃には東日本や西日本まで覆ってくる予想です。
ただこれは一つのコンピュータの予想で、まだここまで張り出してこない計算も種々あるため、やや不確実性は高い状況なのですが、それでもこの頃から夏空が広がる方向へ向かっていくのは可能性が高いとみられます。
7月20日以降にようやく晴れマーク
きょう発表されたウェザーマップによる16日予報でも、上記の傾向がはっきりとみてとれます。
20日を過ぎるころからは雨マークがなくなり、徐々に晴れマークが目立つ予報となっています。さらに30℃以上の真夏日が続くようになり、連日32℃から33℃程度が予想されています。
7月下旬になって、一気に夏空と猛暑が到来するようなことはなさそうですが、徐々に夏空と真夏の暑さにシフトチェンジしていくことになりそうです。