定番の布の切り方をすると失敗する服があるので違いを覚えておくと助かるよ!
洋裁の本を見ると
【中表に重ねて切る】って書かれていることが多いですよね。
【中表】というのは【布の表面同士が内側になるように重ねること】を言います。
人間の体は左右対称だから、二枚重ねて切ると一気に左右が切れるので効率がいいため、洋裁学校や、洋裁の本でそのように切る方法が描かれていたりします。
ですが洋服のデザインによっては左右対称じゃないものもあるんですね。
たとえばプリーツスカート
一般的なプリーツスカートは一周同じ方向にヒダが倒れているので、左右対称に布を切ると前と後でヒダが逆になってしまいます。
だから、一方方向に折り目のあるプリーツスカートは同じ向きで前後、布を切る必要があるんです。
またチャイナ服のような左右非対称なデザインも一枚一枚別々に切らないと、縫い合わせたら、逆だったという事が起こったりします。
なので左右非対称の場合、表から出来上がり通りに写すと失敗しにくいです。
自然に消えるペンなどで写せば、表面から写しても問題ありませんよ!
縫い間違えたらほどけばいいので、縫いの間違いはいくらでも修正がききます。
しかし布を切り間違えるともう一枚取りなおしになる事の方が多いのです。
洋裁はほつれ止めまでで9割の労力がかかるといっても大げさじゃないんです。
それくらい布を切るのはものすごく大事な所なので、覚えておくとギャーって叫ぶ回数が減ると思います。
前 布の位置を変えるだけでスソ上げが簡単になるから覚えておくと楽になるよ!
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