【大津市】もっちり柔らかな魅惑の食感。由緒ある三井寺力餅を大津観光のおともに
こんにちは。hatchiです。
今回は、私の大好きな和菓子を紹介したいと思います。
その名も、「三井寺力餅」。
やさしい味のお餅ときな粉、そして何と言っても驚きの柔らかさが特長の、大津を代表する和菓子のひとつです。
三井寺力餅の由来とは
その昔、比叡山西塔谷武蔵坊にいたという荒法師・弁慶。
その剛腕は、多くの僧たちにおそれられていたそう。
当時、延暦寺と三井寺の争いがおこり、弁慶を先頭に比叡山の僧が三井寺へと攻め込みました。
勝利をおさめた弁慶は、美しい音色で名高い三井寺の霊鐘を戦利品として比叡山まで引きずり上げ鐘を衝いたと伝わります。
そのときの鐘は現在、「弁慶の引摺り鐘」として三井寺に奉安されています。
時は流れ数百年ののち、三井寺と弁慶の怪力にちなんで「餅」の商いをする人が現れました。これが「三井寺力餅」のはじまりとされているんだとか。
東海道大津・追分の宿場で旅人に愛されたという三井寺力餅を求めて
三井寺力餅本舗の本店は、京阪電車京津線「浜大津駅」のほど近くに店を構えます。
路面電車がお店の前を走る、レトロな風景のなか佇む、趣きある外観が印象的です。
こちらで味わえるのが、毎朝蒸しあげて作る手作りのお餅に、きな粉をふんだんに振りかけた「三井寺力餅」。
緑がかった青いきな粉は、青大豆と抹茶をブレンドしたというオリジナルです。
大豆の香ばしさと香り高い抹茶の風味が柔らかなお餅によく合うんです!
初めて食べたときには、お餅の柔らかさとあっさりとした甘さに感動!それからは、浜大津を訪れるたびにリピートするほど大ファンになってしまいました。
小ぶりなサイズで、パクパクといくらでも食べられます。本当に、10本くらい余裕で食べられるおいしさなんです!
イートインの場合、注文を受けてから特製の蜜を塗り、たっぷりときな粉を振りかけた、出来たての力餅が登場します。
散策の際の休憩に、自慢の力餅とお茶でゆったりと過ごすのもオツですよね。
素材にこだわり、保存料などの添加物は一切使用していないので、消費期限は2日と短めですが、子どもから大人まで安心して味わえるのが魅力ですよね。
贈答にぴったりな箱入りや、家庭用の気軽なパック入りもあるので、自宅で家族と一緒に味わうのもおすすめです。我が家ではいつも取り合いになるほど人気なんですよ。
持ち帰りはもちろん、店内でのイートインも気軽に
お店を入るとすぐに配されたテーブルは2席。奥には、大きなテーブルや中庭を眺めながらくつろげる席も用意されています。
大津観光の折には、ぜひ三井寺力餅本家(本店)へ訪れてみてください。本店のほか、三井寺や大津市内ホテルの売店、大津SA(下り線)などでも購入可能です。
これまでにない柔らかさに感動すること請け合いですよ。
【店舗情報】
三井寺力餅本家
TEL/077-524-2689
住所/大津市浜大津2-1-30
営業時間/7:00~19:00
定休日/無休
駐車場/なし(近隣に市営駐車場、コインPあり)