鈴木彩艶がセリエAで好スタートを切っている。パルマは8月24日、第2節で強豪ミランに2-1と勝利した。開幕から2試合で1勝1分けと上々の出だしに、鈴木も好守で貢献している。

開幕戦ではミスから失点を招いたことも指摘されたが、まずまずのすべり出しだった。ミラン戦の失点も味方が完全に崩されていただけに、鈴木に責任はなかったと言える。逆に決定機を阻んだことを称賛された。

今季のセリエAで唯一の日本人選手である鈴木の評価は右肩上がりだ。

ココがポイント

▼ミスが指摘された初戦と違い、ミラン戦は堅実なパフォーマンスで貢献。持ち味の攻撃参加に加え、守備も評価されたのは明るい材料

・パルマGK鈴木彩艶が好セーブ連発でミラン撃破に貢献！　ミランは被カウンター連続で開幕2試合未勝利…

▼相手の好機を確実なセーブで阻んだことに賛辞が寄せられた。守護神にとって最も重要な信頼度や安心感が認められたのは大きい

・「チームに活気を与え続けている」またしても好守連発！ ミラン撃破に貢献したパルマGK鈴木彩艶を現地メディアが絶賛！「確かな信頼性を示した」

▼現地解説陣から具体的なプレーへの言及も。反応の良さや、攻撃への展開の早さへの称賛は、鈴木の武器として認知されていきそうだ

・ミランをジャイキリ！昇格組パルマが驚かせた…伊解説陣が称えたGK鈴木彩艶のプレーは？ミランの10番レオンには苦言 ｜ セリエA

▼ピッチ外でのキャラクターも注目されるようになった。照れながらも積極的に応じた姿は、ラテンの国で馴染んでいくには欠かせない

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エキスパートの補足・見解

専門サイト『Parma Live』は、プレシーズンマッチでのパフォーマンスを受け、鈴木のロングフィードがパルマの武器になると期待を寄せていた。実際、すでに攻撃の起点としてチーム戦術に取り入れられている。

ただ、イタリアはやはり守備の国。失点が多ければ批判と重圧は増す。それだけに、“本業”も好評なのは今後に向けて有望だ。だが、結果が出なかったときの「手のひら返し」も周知のとおり。できるだけ早く無失点という結果も残したい。

パルマはここまで高く評価されており、新星候補にあがっている。もちろん、シーズンは長い。好調が続くばかりではないだろう。難局を迎えた際、鈴木がチームを救えれば、評価はさらに一段階高まるかもしれない。