エスカレーターに乗ってる時間を楽しめる駅、台東区のつくばエクスプレス浅草駅構内をご紹介します。
つくばエクスプレスの浅草駅構内には、ちょっと楽しい一角があります。駅のホームから改札に続くエスカレーターの壁に、明治から昭和にかけて浅草で活躍した作家、芸人、歌手など様々な人たちのポスターが架けられているのです。
こちらは文豪永井荷風のポスター。「ふらんす物語」「断腸亭日乗」などの作品が有名ですね。浅草東洋館の前身フランス座は、ビートたけし、渥美清、萩本欽一らを輩出した劇場ですが、この「フランス座」を命名したのは永井荷風です。
浅草生まれ浅草育ちの時代小説家池波正太郎のものもあります。鬼平犯科帳や真田太平記なども時代小説が有名ですが、エッセイも大変面白いです。伝記的なエッセイには、池波正太郎がまだ子供だった時代、戦前の浅草や上野のイキイキとした様子が描かれています。
こちらは昭和の喜劇王、古川ロッパ。浅草ロック通りにある、芸人看板にもなっているので、特徴のある丸顔に丸眼鏡のロッパの顔を知っている方もいるのではないでしょうか。コメディアンとしてはもちろん、俳優、歌手、編集者、エッセイストと多彩な才能がありました。
女剣劇の一世を風靡した不二洋子のポスターもあります。戦前、戦後と浅草の芝居小屋で活躍しました。2020年に亡くなった浅香光代と、女剣劇の全盛期浅草常磐座で合同公演をしたこともあります。
他にもたくさんのポスターが架けられていて、エスカレーターを何回か往復して楽しみました。浅草にまつわる有名人って本当に多いです。つくばエクスプレスの浅草駅をご利用する機会がある方は、こちらのポスターにも是非目を留めてみてください。今まで知らなかった浅草が見えてくるかもしれませんね。
・つくばエクスプレス浅草駅・
〒111-0035 東京都台東区西浅草3丁目1−11
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