【葛飾区】名庭園を眺めながら優雅なお茶を。「山本亭」で素敵な建築と憩いのひとときを満喫!
大正末期に建てられた柴又の名建築「山本亭」は葛飾区の登録有形文化財。
最近はテレビ朝日系のドラマ「漂着者」の撮影で注目されたこの建物で、お庭を眺めながら優雅なティータイムを楽しむことができます!
柴又駅から徒歩8分ほど、柴又帝釈天の東に、木造瓦葺き2階建ての山本亭があります。
書院造に西洋建築の要素を取り入れた和洋折衷の建造物は、合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、山本栄之助氏の住居として建てられたものです。
昭和のはじめまで増改築を重ねた山本亭の1階は、120坪の広さ。
玄関の受付で入場料100円を払い、屋内に足を踏み入れると、6部屋続く広い和室が見事な庭園に向かって開けています。
開放的で優美なこの和室では、抹茶やコーヒー、ぜんざいなどの喫茶メニューを楽しむことができます。
受付で注文をした後で席を確保し、渡された「お茶券」を卓上に置いて、注文品を持ってきてくれるのを待ちます。
訪れたのはまだ暑さが残る日だったので、冷やし抹茶にクッキーの付いたセット(税込500円)を頼んでみました。
縁先に池がめぐり、背後には植え込みと築山を設けたこの庭園を見ながら、ティータイムを過ごすのは最高のひととき。
池泉を渡る涼しい秋風が入る今の時期は、特にオススメです。
床の間や違い棚、欄間など書院造の特徴を随所に持つ和室は、隅々まで見どころでいっぱいです。
文化財の中で寛ぐことの喜びを感じます。
更に、邸内には「鳳凰の間」と呼ばれる瀟洒な洋間もあります。大理石のマントルピースとステンドグラスを持つこの部屋が、伝統的な書院造の和室と並んでいるのが興味深いです。
山本亭の庭園は、米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の日本庭園ランキングで、2020年は4位にランキングされています!
秋風が心地よい日に、この名庭園を眺めながら、ぜひお茶を楽しんでみてくださいね。
【基本情報】
名称: 葛飾区 山本亭
住所: 東京都葛飾区柴又7-19-32
電話: 03-3657-8577
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 第3火曜日(ただし第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)および12月の第3火・水・木曜日
入館料: 100円/中学生以下及び障害者手帳をお持ちの方は無料
アクセス: 京成金町線 柴又駅から徒歩約8分
公式HP: http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/