【タイプ診断】あなたのお子さんはどのタイプ?タイプ別のオススメ子育て方法を幼児教育講師が解説
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回は『子どものタイプを知ってベストな子育て』をテーマにお話しさせていただきます。
皆さんのお子さんはどのタイプか、ぜひ試してみてください!
【お子さんのタイプに合った接し方を知っていますか?】
お子さんに合った接し方を知るために生まれたのが、行動心理学を元に作られたソーシャルスタイル理論です。
簡単なアンケートで人を4つのタイプに分け、取ってしまう行動の傾向を知ることと、相手との良い関わり方を知ることができます。
今回は皆さんと、お子さんのタイプを知り、良い接し方を知るきっかけを作れたらと思っています。
ソーシャルスタイル理論では、人の行動傾向は下記の図のように2つの行動軸で表せるといいます。
- 『自分の主張を通すタイプかそうではないタイプか』
- 『感情を表に出すタイプかそうではないタイプか』
これを組み合わせることで4つのソーシャルスタイルに分類することができます。
まずはこのソーシャルスタイル理論の4つの分類について1つずつ解説します。
①アナリティカル型
感情を表に出さず、自己主張もしないタイプ
アナリティカル型の子どもの特徴
- 粘り強い
- 慎重
- 理論を優先
- おとなしい
- 気難しく見えることもある
- あまり多くを語らない
- 一人で良く考えじっくり結論を構築する
- 独特な価値観や発言をする傾向がある
アナリティカル型の子どもへの接し方
- 急かさずじっくり考える時間を与える
- レスポンスが悪い=考えているので心配しないこと
- あまりにもレスポンスが遅い場合、クローズドクエスチョン(※)でレスポンススピードをUPさせる
- 大人もちゃんと理論を大切にして適当な発言をしない
※クローズドクエスチョンとは・・「どんな色が好きですか?」というような答えの幅が広い質問ではなく、「好きな色は赤ですか?」というような「はい」か「いいえ」で答えられる質問のこと。
このタイプの子は、「大丈夫なんとかなるよ!」とか「まずやってみなよ!」みたいな大雑把な発言を嫌う傾向があります。
子ども扱いせずに論理的な話し方を心がけ、子どもの思考を待ってあげる姿勢が大切です。
②ドライビング型
感情を表に出さないですが、自己主張が多いタイプ
ドライビング型の子どもの特徴
- 行動的で競争心・独立心が強い
- 成果や成績に執着し他人と比べたがる
- 攻撃的に見えることもある
- 行動が早い
- 冷静に見える
- 論理も重視する
- 人の話を聞かない
ドライビング型の子どもへの接し方
- まずは話をさせてあげることが大切
- 親が質問やアドバイスをするときは遠回りせず単刀直入に言うのがな質問が◎
- 子どもが認められている!と感じる承認を多めにおこなうと信頼関係を作ることができる
このタイプの子は、主張はしないものの、色々と認めてもらいたくてたくさん行動をしています。
お子さんの頑張りや成長、意識していることなどを見逃さずに伝えてあげましょう。
③エミアブル友好型
感情表現が豊かですが、自己主張は少ないタイプ
エミアブル友好型の子どもの特徴
- 明るくて良い子
- 自分より周囲の気持ち優先
- 世話好き
- みんなと行動するのが好き
- 相手の求めている答えを言いがち
- 本当の気持ちを隠しがち
- 相手に合わせて自分の行動を変えがち
エミアブル友好型の子どもへの接し方
- 模範的な回答が返ってきても本当の気持ちを引き出す質問をする
- 承認を多めにし自己肯定感を上げて、自分の気持ちを言えるようにする
- 子どもの良いところを頻度高く伝えてあげる
このタイプの子は、模範回答が超得意です。
ですが、それを鵜呑みにしていくとどこかで爆発してしまうことになりかねませんので「自分の思うことをいって良いのよ」と優しい声かけをしてあげるのが良いですね。
自己主張ができる自信を育ててあげる接し方が大切になってきます。
④エクスプレッシブ主張型
感情を表に出して自己主張も多いタイプ
エクスプレッシブ主張型の子どもの特徴
- 明るく感情豊か
- 友達がすぐできる
- 熱しやすく冷めやすい
- 直観で行動する
- 周囲から認められるかに関心がある
- わかりやすいタイプ
- せっかちで決断が早い
- すぐに結論を求めたがる
- 思いつきで話し、話が脱線しやすい傾向がある
エクスプレッシブ主張型型の子どもへの接し方
- 様々な見方があるということを質問を通じて教えてあげることが大切
- 話が脱線することを前提に会話をする
- 何か物事を決めたときは何でその決断をしたのか質問してみる
このタイプはとにかく猪突猛進です。
これ!と思ったら他のことが見えなくなるので、親が「他にどんな可能性があるかな?」とか「他にどんな案があるかな?」と考えさせる質問をしてあげましょう。
大切な話をしていても全然違う話が飛び出してくるタイプなので、親も脱線するのが当たり前と思って話した方が良いですね。
イライラせずに、「今日は何回脱線するかな?」と楽しみながら会話していきましょう。
そしてこのタイプの一番の特徴が自分の決断にロジックがないことです。そのため、決断理由を質問し、よく考える癖をつけさせてあげてください。
それでは、ここからはお子様のタイプについて調べてみましょう。
【お子さんのタイプの調べ方】
これから行うのはWOWOW COMMUNICATIONSさんで公開されている、子どものソーシャルスタイル理論のタイプを知る検査方法を参考にアレンジしています。
お子さんをイメージしながら、質問に答えてみましょう。
1〜9問目はAもしくはBで答える質問、10〜18問目はCもしくはDで答える質問です。
全て終えたらABCDそれぞれ何個か数え、Aの合計からBの合計を引いた数、Cの合計からDの合計を引いた数を出してください。
小学生ぐらいであれば、子どもと一緒にやってみても面白いと思います。
- 話すペースは、A早い・Bゆっくり
- 話すとき間は、A取らない・B取る
- 話すときの語尾は、Aきっぱり・Bソフト
- 話すときの声の大きさは、A大きめ・B小さめ
- 話すときは、A自分から話す・B後から発言する
- 話すときは、A結論から話す・B順を追って話す
- 話すときは、Aまず自分の意見を言う・Bまず周りの意見を聞く
- 話すときは、A視線をしっかり合わせる・B視線をソフトに合わせる
- 相手の質問には、A即答する・Bよく考えてから答える
- 表情は、C豊か・Dポーカーフェイス
- 話すときの声の抑揚は、Cある・D無い
- 身振り手振りを、C交えて話す・Dあまり使わない
- 雰囲気は、C軽い感じ・Dきっちりしている
- 言葉使いは、Cラフなものが多い・D硬いものが多い
- 得意なのは、Cたとえ話やエピソード・D情報・データ・数字
- はじめから、Cお友達とよく話す・Dお友達と話せない
- 遊びは、Cみんなと遊ぶ方が好き・D一人で遊ぶのが好き
- 気持ちが、C顔に出やすい・ D顔には出にくい
- Aの個数-Bの個数=図の横軸の数字
- Cの個数-Dの個数=図の縦軸の数字
計算した数字を図に当てはめてみてください。その場所がお子さんのタイプです。
いかがでしたでしょうか?
ちなみに私も私の妻もエクスプレッシブ型で、ケンカが絶えない理由が一つ見えてきました!笑
お子さんだけでなくご自身のタイプを見てみるのも面白いかもしれません。
もちろんあくまで4つのタイプのどれに近いというだけで、子どものタイプを完全に見極められるものではありませんが、ぜひ一度、先にお話したタイプ別の接し方を試してみてくださいね。
皆さんの子育てを応援しています。