JR瀬戸大橋線／宇野線の箕島駅から徒歩10分くらいの住宅街。幹線道路沿い田園風景が広がるのどかな地域に「天然酵母パン工房どんぐりコロコロ」があります。

●各所で出張販売も行う人気店

実店舗に加え、岡山県内の幼稚園・保育園、時には企業さんや朝市などのイベントでも販売を行われています。天満屋岡山店の『岡山贔屓』コーナーでのワゴン販売は週に１回ペースで出店されている人気のパン屋さんです。出店・営業の予定は月ごとにFacebookで案内されているので、そちらをチェックされるとよいと思います。

●店主のこだわり素材

使用している小麦粉は全て岡山県産（せときらら・ふくほのか）で、酵母は「あこ天然酵母」。あこ天然酵母については、お店で頂いた案内を元に箇条書きで紹介します。

• 小麦粉、米、水だけで育てた天然酵母で麹菌が入っている
• 30時間～36時間発酵させて生種を作る
• 麹菌はでんぷんを糖に、たんぱく質をアミノ酸に変える

この麹菌の働きのおかげで、やさしい甘みの美味しいパンが生まれるとのことです。また使用する油脂はバターのみで、マーガリン・ショートニングは使用しないそう。そんなこだわりの素材で作られた食パンの種類は、玄米・全粒粉・十六穀・麹の匠など複数あります。

●幼稚園・保育園で人気の理由は？

どんぐりコロコロのパンは、こだわりの素材を使っていることに加え、卵未使用が大半です。一部、クリームパンなどは使用していることもありますが、基本的にはほとんど使っていないそうです。そのため、卵アレルギーのお子様も安心して食べられると人気。人に優しい美味しいパンを作る店主ならではの気遣いなのか、お店の奥にはお子様が買い物を待つ間に本が読めるスペースを設けられていました。そこに置いてある本のタイトルを見ると、ほとんどが・・・「どんぐり」が付いている。これもこだわり？

●パンのラインナップは？

食パンの他には、クリームパンやアンパン、メロンパンなどオーソドックスなものもラインナップされています。目を引くのは、素材にこだわった優しいパン屋さんにおおよそ似つかわしくない「邪悪」という文字。「邪悪なメロンパン」は、たっぷりのココアパウダーが生地に練り込まれており、チョコチップ入りのほろ苦くてほどよい甘さの美味しいパン。しかし、、、黒い。

ちなみに私は、「邪悪なメロンパン」も好きなのですが、素朴な見た目と味わいで、噛めば噛むほどほんのり甘みを感じる「石窯焼パン」が大のお気に入りです。