干し椎茸は「お湯で戻さないで下さい!!」料理人の切なる思い…【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
皆さんは「干し椎茸」を使う機会ありますか?
実は、干し椎茸には2種類の物があります。
①【どんこ(冬菇)】
表面に小さい亀裂があるのが特徴で主な用途は「煮物」や「鍋」といった、歯ごたえを楽しみたい料理におすすめです!しかし肉厚なぶん、戻すのに時間もかかります。
②【こうしん(香信)】
どんこと比べて、厚みに無く単体で楽しむよりかは「炒め物」や「スープ」と料理にオススメです。
厚みがあまりない分、短時間で戻ります!
いかがでしたか?
2種類にはしっかりと使い分けが存在するので覚えておいて損はないですよ!
それでは、今日の本題に入りましょう!ズバリ…「干し椎茸の戻し方」です。
タイトルにも書いてますが、お湯で戻すのはNG!!!
なぜNGなのか?一緒に理由を見ていきましょう!
お湯は使わないで下さい!
干し椎茸を戻す際、早く戻るからといって「お湯」を使っていませんか?
先ほども言いましたが、これはNGです!
【理由は?】
理由はシンプルで旨みが消えるからです。
お湯で干し椎茸を入れると、椎茸の旨み成分である「グアニル酸」は分解してしまいます。
※ぬるま湯でもNGです!
正しい戻し方
では、どういった「戻し方」が良いのでしょうか?
ズバリ…冷水でじっくりと!
5度前後の冷水で5時間〜8時間かけて戻しましょう。そして、戻す時は「冷蔵庫」に入れましょう!
こうすることで、旨み成分である「グアニル酸」を十分に引き出す事が出来ます!!
戻し汁は捨てないで!!
そして、戻し汁は捨てないで下さい!!
干し椎茸を戻した「戻し汁」は栄養たっぷりです。
香りだけでなく、旨み成分も含んでいます!オススメの使い方は「味噌汁」です。いつもの味噌汁がワンランクアップします。
だが、1つだけ注意点があります。
干し椎茸の戻し汁は香りが強いので、単体で使わないで下さい!鰹出汁を組み合わせたりして「香りづけ」としてお使いくださいね!
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