美人女優から個性派作品まで!! 韓国で高く評価された日本ドラマのクオリティー
日本の俳優や作品が韓国で存在感を示したアワードだった。先週9月3日に行われた第13回ソウルドラマアワード2018が、その舞台だ。
世界の監督や脚本家、俳優が授賞式に参加するなかで、日本からは俳優の松重豊や大谷亮平、女優の藤井美菜が出席した。
韓国で活躍する日本の美女も出席
特に藤井美菜は、韓国メディアが「藤井美菜、魅力的な微笑み」「藤井美菜、“すべての視線を集めるビジュアル”」「藤井美菜、“歩くお人形”」といった見出しを打って報じていた。
日本ではそれほど知られていないかもしれないが、彼女は韓国で活躍する日本の美女として大人気なのだ。
(参考記事:「美しすぎる!」とネットで話題に。韓国で活躍する日本芸能界の美女たち)
そもそもソウルドラマアワードは、放送社であるKBS、MBC、SBS、EBSの4社が協力して世界各国のドラマを韓国に伝え、韓国のドラマも世界に知らせるという趣旨で開催されている。
世界のテレビドラマのなかから優れた作品を紹介する、韓国唯一の国際テレビフェスティバルといえるだろう。
国際色豊かな授賞式
今年は56カ国から268作品が出品されており、栄えある大賞に輝いたのはドイツのドラマ『Babylon Berlin』。最優秀作品賞の長編部門はフランスの『Candice Renoir』、短編部門はドイツの『54 Hours』、コメディ部門はイスラエルの『The New Black』などと、国際色豊かな授賞式となった。
(参考記事:【写真19枚】藤井美菜に“五郎さん”松重豊も。「ソウルドラマアワード」開催模様を紹介!!)
そんななか日本のドラマ『孤独のグルメ』には、招待作品部門の賞が贈られた。「韓国で最も人気がある海外ドラマ」(『スポニチ Sponichi Annex』)に選ばれたといえる。
『孤独のグルメ』が韓国で人気なワケ
授賞式で松重豊本人が語っていたが、「おじさんがご飯を食べているだけの番組」が韓国でここまで注目を集めた背景には、ここ数年で見られる“お一人様現象”があるだろう。
「一人飯」にはじまり、「一人酒」「一人旅行」「一人映画」などを好む人たちは“お一人様族”と呼ばれており、韓国の価値観が変化していることを体現しているという。
一人で食事を楽しむ“五郎さん”の姿は、まさに一人飯が増えている韓国においてお手本のような存在に写ったのかもしれない。
そういった背景も含めて『孤独のグルメ』が注目を集めたわけだが、その人気は本物だ。『孤独のグルメ』の撮影で松重豊が訪れたソウルの隠れた名店は、行列ができるお店になったという報道もあった。
また個人賞のなかで、アジアを舞台に活躍して影響力を及ぼしている俳優に与えられるアジアスター賞には、インドネシアの女優タチアナ・サフィラ・ハートマンとともに、日本の大谷亮平が選ばれている。
アジアスター賞に大谷亮平
大谷亮平といえば、新垣結衣が主演したヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』が思い出されるが、実は韓国ではそれ以前から有名人。今回の授賞式で大谷亮平が「韓国は第2の故郷」と話していたが、まさに第2の故郷に錦を飾った格好だ。
(参考記事:韓国ではデビュー12年目!! 俳優・大谷亮平はいかにして韓国で人気者になったか)
他にも、日本ドラマのリメイク作品である韓国ドラマ『Mother』がミニシリーズ部門の最優秀作品賞を受賞するなど、ソウルドラマアワードで随所に存在感を示していた日本の作品や俳優たち。
今後も数多くの作品や俳優が日本を超えて、世界で活躍して欲しいものだ。