【実録】ソファーもテレビもダイニングテーブルも捨てたらどうなった?捨てすぎた家の末路
「ほどよい暮らし」を提唱している筆者も過去にはストイックにソファーもテレビもダイニングテーブルも同時に捨てた時期がありました。
全てを手放してみて結果的にどうなったのかについてシンプリストの暮らし研究家が解説していきます。
「何もない部屋」が誕生!起きた変化
物から発生するストレスが軽減して子育てを楽しむことができた
まずはよかったことから。障害物がなくなったことで子どもがケガをするリスクが減り、家にいるときだけはホッとすることができました。子どもが目一杯おもちゃを散らかしても、寛容な心を持てるように。
また、「ダラダラ習慣」がなくなり、圧倒的に自由時間が増えたのは自分自身でもおどろきました。ワンオペ育児中でも家の中で発散できるほどの自由時間を持てたことで、毎日公園や児童館などに行く余力を持て、子育てを思いきり楽しむことができたのは親子にとってとてもよい効果でした。
徐々に「物足りなさ」を感じるように
とはいえ、いいことばかりではありません。今まで生活必需品だったものを手放したことで不便さも感じるように。ダイニングテーブルの代わりに一回り小さめの「座卓」を導入したわけですが、まず当時2、3歳だった子どもたちがきちんと座ることができなかったため子ども専用のローチェアが必要になりました。
加えて大人も長時間座るのはきついと早々に夫からクレームが入り、コンパクトな座椅子を導入しました。ケガのリスクは減り、全体的にサイズダウンはしたもの、出費はかさみ、結局物の数としては大して変わりませんでした。
現在の様子は?
現在は、テレビは復活させ、座卓はそのまま。ソファーは家族全員がくつろげるよう、2人掛けの座椅子ソファーを2セット置くことに。テレビ台は引っ越しでリビングが狭くなったことがきっかけで半分のサイズの物に買い替えました。
結局テレビもソファーも元に戻ったわけですが、後悔しているかと言われれば答えは「ノー」です。ソファーは当時寿命だったので、損をしたという感覚はなく。テレビも、当時の精神的メリットを考えればやはり買い替えて正解だったと思っています。
ライフスタイルの変化によって「今の最適」を追っていけば暮らしは快適になる
ライフスタイルや価値観は日々変化していきます。当時はそれが最適だと思って買ったものでも年数が経つと快適な暮らしをじゃまする存在となることも。
だいじなことは、ライフステージごとに暮らしの物を見直してみること。「あるのが当たり前」というのは、その人自身の主観でしかありません。自分や家族にとっての最適を考えれば、固定観念にとらわれないことが快適な暮らしへの最大の近道でもあります。
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※記事内容は個人の感想や見解を含みます。
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