菜七子、初GI制覇なるか!?国内無敗馬クリソベリルの状態は!?【JBC競走のみどころ】
菜七子、初GI制覇なるか!?JBCスプリント(JpnI)に注目
3日、東京・大井競馬場と北海道・門別競馬場でJBC競走が行われる。今年は20周年というメモリアルイヤーで初の2場開催だ。
JBCスプリント(JpnI)でコパノキッキング(セン5、栗東・村山)に騎乗する藤田菜七子騎手が初GI制覇を達成できるのか。そして、JBCクラシック(JpnI)では国内無敗を続けるクリソベリル(牡4、栗東・音無)が出走。さらに勝ち星を積み上げられるか、に注目が集まっている。
■JBC公式サイト
https://www.keiba.go.jp/jbc2020/
なお、JBCは4レース行われるが、このうち、JBC2歳優駿だけは北海道の門別競馬場で行われるので注意したい。
大井8R 16:30発走 JBCレディスクラシック(JpnI)
大井9R 17:10発走 JBCスプリント(JpnI)
門別9R 17:50発走 JBC2歳優駿(JpnIII)
大井10R 18:30発走 JBCクラシック(JpnI)
■JBC CM映像「名馬は二度生まれる」/TCK 東京シティ競馬【公式】
JBCレディスクラシック マルシュロレーヌが砂の女王の地位確立か
牝馬ダート路線はこのところ確固たる中心馬がいなかったかた、マルシュロレーヌ(牝4、栗東・矢作)がこのJBCレディスクラシックを勝てば"砂の女王"と呼ぶにふさわしい存在となるだろう。
ひと叩きされて上積みが感じられるレーヌブランシュ(牝3、栗東・橋口)、マドラスチェック(牝4、美浦・斎藤)の上昇度にも期待したい。
■【第10回 JBCレディスクラシック(JpnI)】の調教追い切り動画/TCK 東京シティ競馬【公式】
JBCスプリント 大混戦ムード!芝の実力馬モズスーパーフレアにも注目
ここは各馬の実力が拮抗しており混戦ムードだ。ジャスティン(牡4、栗東・矢作)、コパノキッキング(セン5、栗東・村山)といったダート短距離路線の常連組に加え、芝のGIを制したモズスーパーフレア(牝5、栗東・音無)がダート初参戦する。
コパノキッキングは昨年浦和で行われたこのレースでは2着に終わったが、今年は得意な大井の6ハロン戦。経験を重ねるごとに安定感を増している藤田菜七子騎手が初GI制覇を達成できるか、大いに注目したい。
また、昨年浦和のBCスプリントに参戦し6着だったミスターメロディ(牡5、栗東・藤原)もコース替わりは歓迎のクチ。見直したい1頭だ。
■【第20回 JBCスプリント(JpnI)】の調教追い切り動画/TCK 東京シティ競馬【公式】
JBC2歳優駿 地元シビックドライヴが記念すべき第1回のメモリアルレースを制するか
昨年まで北海道2歳優駿(JpnIII)として行われてきたが、今年からJBC競走に加わることとなった。
注目は6枠両頭。2戦2勝のタイセイアゲイン(牡2、栗東・松下)は長距離輸送を克服できるかが鍵。シビックドライヴ(牡2、北海道・田中淳)は、距離実績もあり長くいい脚が使えるタイプだ。記念すべき第1回のメモリアルレースを地元である北海道競馬の所属馬が制することができるか、注目が集まる。
■2020 第1回JBC2歳優駿 調教追い切りVTR / 地方競馬チャンネル【公式】
JBCクラシック 国内無敗のクリソべリルに注目
JBC競走中では1着本賞金8000万円と最高額を誇るレース。人気の中心は国内では負けたことのないクリソベリル(牡4、栗東・音無厩舎)だ。このレースを目標に調整を重ねてきたが、最終追い切りの内容もよくケチをつけるところがない。このレースの舞台である大井ダート2000mを2勝しているのも心強く、かなりの人気でも逆らいたくないところだ。
続いて、人気を集めそうなオメガパフューム(牡5、栗東・安田翔)も大井競馬場は得意としている。チュウワウィザード(牡5、栗東・大久保龍)には先日アーモンドアイで天皇賞(秋)を制したクリストフ・ルメール騎手が騎乗する。
レース当日の朝、現在のクリソベリルの状態を担当する濱田助手に電話で取材したところ、
「輸送も慣れたもので、とても落ち着いている。追い切りでも重い坂路コースでしっかりと走れており、状態はいい」
とのことだった。
このところ、中央GIは秋華賞のデアリングタクト、菊花賞のコントレイル、天皇賞(秋)のアーモンドアイと圧倒的な人気を集める強い馬が強い内容で勝つ競馬が続いている。
クリソベリルも同様に強い内容で勝てるのか、必見である。
■【第20回 JBCクラシック(JpnI)】の調教追い切り動画 / TCK 東京シティ競馬【公式】