浦和レッズがアウェイでガンバ大阪にシャットアウト勝ちで連勝
明治安田生命J1リーグ第14節、浦和レッズは大阪に乗り込んで、吹田スタジアムにてガンバ大阪戦に挑んだ。この試合は、大阪府の緊急事態宣言により、リモートマッチ(無観客試合)での開催となった。
また、5月15日にJリーグが始まってから28年が経ち、奇しくも浦和レッズは28年前にも大阪でガンバ大阪との開幕戦を戦っており、28年前は1-0でガンバ大阪に敗れた。
試合は、試合前に宮本監督の解任が発表されたガンバ大阪が、立ち上がりから勢いをつけて主導権を握るが、試合が動いたのは15分だった。右からのクロスをFWキャスパー・ユンカーが公式戦3試合連続となるゴールをヘディングで決めて、浦和レッズが先制した。
試合後、ユンカー選手は「アウェイゲームで最初に得点することは大事なこと。ストライカーの試合は、ペナルティーエリアで仕事をすることだと思いますが、今日はそれが出来て良かった」と振返った。
さらに19分、左サイドのDF明本考浩の低い弾道のクロスを、MF田中達也が合わせて浦和レッズが追加点。2-0とした。39分にも今日の試合1ゴール、2アシストとなった田中達也の右からのクロスをFWキャスパー・ユンカーが中央で合わせて2得点目で、3-0とした。レッズはカウンターから効果的に得点を重ねる展開となった。
後半は、3点を追いかけるガンバが主導権を握って攻める時間が増えるが、浦和レッズも最終的な決定機を作らせず。試合はそのまま3-0で浦和レッズが勝利した。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「理想を言うと、我々としてはボールを握って試合を支配して進めていくことができれば良かったですが、完璧ではない時も試合に勝ち切れるのは良かった部分。このような試合で勝つことが出来たことで、よりコンプリートなチームになると思います」と試合を振り返った。
浦和レッズがアウェイでの戦い方を見せて、仙台戦に続く、完封勝利で浦和レッズが連勝を決めた。