Yahoo!ニュース

リーグ初の「5位決定戦」実施の可能性/レイエス200安打到達<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
200安打に到達したビクター・レイエス(写真:ロッテジャイアンツ)

28日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

1リーグ10球団制で5位までが「ポストシーズン」に進出可能なKBOリーグ。この日5位KTウィズが勝利し72勝70敗2分けで公式戦全日程を終えた。

またKTを0.5ゲーム差で追う6位SSGランダーズも勝って71勝70敗2分けに。SSGは30日の最終戦に勝利するとKTと同率5位になり、リーグ初の「5位決定戦」が行われる。

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

KBOリーグでは2022年3月にリーグ規則を改訂。1位または5位が2チームの場合、ワイルドカード決定戦(4、5位が対戦)の前日に順位決定戦を行うとした。場所は直接対決の成績、得点数、前年度の順位で上回るチームの本拠地で開催。なお3チームの場合、決定戦は行わず上記の順で適用し決めることになっている。

KTとSSGの直接対決は8勝8敗。両者の対戦でKTの方が得点数が多いため、5位決定戦実施の場合、KTの本拠地・スウォンKTウィズパークで行われる。

KTは28日、キウムヒーローズと対戦。4回表までに1-6と劣勢も、ゲームをひっくり返した。エースのコ・ヨンピョが4回途中から5イニングを投げるロングリリーフでチームに勝利を呼び込んだ。

SSGはハンファイーグルスと対戦。キム・グァンヒョン、ノ・ギョンウンのベテランリレーでリードを守った。

◇9月28日(土)の結果

・KT 10 - 7 キウム(スウォン)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:パク スンジュ

・ハンファ 2 - 6 SSG(テジョン)

 勝:キム グァンヒョン

 敗:イ サンギュ

・サムスン 4 - 11 LG(テグ)

 勝:イ ジョンジュン

 敗:イ スンヒョン#20

・ロッテ 8 - 12 KIA(プサン)

 勝:チェ ジミン

 敗:チン スンヒョン

・NC 3 - 4 トゥサン(チャンウォン)

 勝:パク チグク

 敗:キム ジェヨル

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「レイエス、リーグ2人目の200安打到達」

ロッテジャイアンツのビクター・レイエスがKIAタイガース戦に2番指名打者で出場。2打席目に中前安打を放ちシーズン200安打に到達した。リーグ記録は2014年にソ・ゴンチャン(現KIA、当時ネクセン)が記録した201安打。ロッテはあと1試合を残している。

映像:レイエスの200安打目(KBO公式YouTubeチャンネル)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事