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日本人の生徒さんが必ずやる英語の間違い!

後村栄子英語講師コーディネーター

文法はあっているけれど、目の前の外国人に大笑いされたり、はたまた怪訝な顔をされたという経験ありませんか?

日本人の生徒さんだからこそ、思わずやってしまう英語の間違い。

以前の私もおなじような間違いをしていました。

では、実際に生徒さんが書いた英文をみてみましょう。

間違いがどこかわかりますか?

伝わらない英語 NO1

①私,今日は休みなんです。
I am day off today.

すぐに間違いがわかりましたか?

① 解説

①私、今日は休みなんです。
I am day off today.

わたし→I

休み→day off

今日→today

たしかに、必要な単語は入っています。

でも、am が間違いなんです。

「わたしは〇〇です」というのを、I am 〇〇.と学校で教わったので、思わず I am と書いてしまう方が少なくありません。

I am day off. だと、わたしは day off (という者/人間です)という意味になってしまいます。

わたしは人間であり、「day off さん」ではないですよね?

「~です」をいつも amに置き換えるのは要注意。

正しい英語表現の例

もし、I からスタートする文にしたければ、

I am taking a day off today.
I have a day off today.

日本語の文章を変える

あとは、日本語の構造を変えてみることです。

「私は休みです」というのをちょっと変えます。

今日は(私の)休みですという文章なので、Today あるいは It を最初に持ってくるといいです。

Today is my day off.
It’s my day off today.

では、もうひとつやってみましょう。

伝わらない英語 NO2

② 仕事が忙しい。
My work is busy.

ちょっとみると正しいように見えますよね?

でも、これも間違いです。

忙しいと感じるのは誰でしょう?

「私」が仕事に対して忙しいと感じているわけです。

日本語では、「私は仕事で忙しい」とわざわざ「私」という表現を入れなくても、話し手が忙しいんだなと想像できます。

このように主語が書かれていない時は、誰のことを言っているのか考えることが必要です。

正しい英語表現例

正しくは、

仕事が忙しい。
I am busy with my work.

となります。

be 動詞とは?

be 動詞はどんなとき使うのか?

短い英文で確認してみましょう。

I am Eiko.
I am an English teacher.
I am small.
I am friendly.

be 動詞をはずしてみましょう。

I =Eiko.
I = an English teacher.
I =small.
I = friendly.

be 動詞をはずしてみるとわかりますね。

イコールなんです。

I =Eiko.「私はえいこ」で、「えいこは私」
I = an English teacher.「私は英語講師」で「英語講師は私」

ふりかえり

ここで①の問題をみてみましょう。

①今日は(私は)休みなんです。
I am day off today.

be 動詞をはずしてみます。

I → day off today.

I day off はイコールにはならないのは明白ですね。

まとめ

間違った英語表現の原因のひとつは、日本語を一語一句そのまま英語に置き換えようとすることにあります。

違う言語なので、左のものを右に置き換えるというわけにはいきません。

まずは、日本語の意味をしっかり理解して、誰が言っていることなのか、主語となる言葉を何にすべきか考える必要があります。

英語表現の感覚を磨くためにも、ぜひたくさんの英語を「読む」ことに挑戦してみてください。

英語講師コーディネーター

英語講師歴30年以上。初級の英語学習者さん共通の悩みは、言いたいことがうまく英語で言えないこと。中学英語の基礎があれば、おおよそのことは言えます。あとは、ちょっと発想を変えるだけ。そのコツや英語学習情報、日本人だからやってしまう「英語の間違いあるある」についてお伝えします。

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