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食べるのが遅い子には共通点があった!たった一言で食べるのが早くなる驚きの方法を現役の保育士が解説

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。

Q:子どもの食事が全然進みません。いつもぼーっとしているので、食べるように注意するだけで大変です。どうしたら早く食べられるようになりますか?

皆さんは子どもの食事がなかなか進まなくて困ってしまった経験はありませんか?
保育園の準備や食器の後片付けを考えるとなるべく早く食べてもらいたいものですが、「早く食べないさい!」と叱ったところで簡単には変わらないもの。
そんな時、私たち大人はどのように関わっていくと良いのでしょうか。
今回はそんな食べるのが遅い子の共通点とその解決方法についてご紹介していきたいと思います。

食べるのが遅い子はこれで解決!

食べるのが遅い子の共通点として、食事の途中でスプーンやフォーク、箸をテーブルに置いてしまうということが挙げられます。

子どもたちの食事する様子を実際に見ていただくと分かりやすいですが、スプーンなどをテーブルに置いてしまうと食事はなかなか進みません。
これはつまり、スプーンなどをテーブルに置くことで食事自体が止まってしまい、それによってぼんやりしたり遊び始めたりしてしまうからです。
このような状況を避けるためには、「もぐもぐしている時もスプーンは手に持っていようね」とたった一言だけ声をかけてあげると良いでしょう。

余談ですが、スプーンやフォーク、箸をテーブルに置いてしまう子は食事の姿勢やマナーが良くない傾向が非常に高いです。

「もっと背中を伸ばして!」
「足は横にしない!!」

などと声をかけるよりも、まずはスプーンなどをテーブルに置かないように伝え、脱力しない環境を作ってあげた方が効果的かもしれませんね。

食事の環境にも注目を

ここまで食べるのが遅い子の対処方法についてご紹介してきましたが、そもそも食事に時間がかかってしまうのはなぜでしょうか。
1つの要因として、食事そのものに興味がなかったり、苦手意識を持っていたりすることが挙げられます。

例えば、食事マナーばかりに極端にこだわっていれば、子どもたちにとって食事は楽しいものではなくなってしまうでしょう。
また、必ず完食することばかりすることを言っていては、食事時間は自然と長くなり、子どもたちは食事に対して苦手意識を持つようになってしまいます。
食事は楽しく安心して食べられることが、美味しく食べる何よりのポイントです。

下の3つの関連記事では適切な食事の量や時間、食事の環境などについて、全く別の視点からそれぞれの解決方法を解説しています。
詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてくださいね。

いかがでしょうか。
食べるのが遅い子に困っている方はぜひ試していただけたらと思いますが、食事は楽しいからこそ美味しく食べられるものだということは忘れないでいただきたいと思います。

その他、育児や保育園などの子どもに関する質問はぽん先生の質問フォームより募集中です!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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