季節の手しごと・6月30日に食べる和菓子『水無月』。簡単まぜるだけで美味しくできる伝統和菓子。
6月30日は #夏越しの祓 (なごしのはらえ)。
一年のうち、過ぎた半年間の穢れを払い、残りの半年を息災に過ごせるよう祈願する日本の伝統的な神事です。
この時期、神社に行くと茅の輪が置かれていて、それをくぐって穢れを払うとされています。
そして忘れてはいけないのが今日ご紹介する水無月!
食べると夏の暑さに負けず、残り半年間を息災に過ごせるという縁起のお菓子です。
このアカウントではお菓子のレシピはあまりご紹介していませんが、季節の手しごと、旬ごはんとしてご紹介させて頂きます。
召し上がった方たちからもこちらの水無月は好評で、ういろうが苦手、という方もこれは美味しい!と言ってくださったレシピです。
今年は甘酒の素で作ってみたら、お砂糖でつくるのと遜色なく美味しくできて、より身体に嬉しいおやつが出来ました。甘酒の素の活用レシピでもあります。
甘酒の素のレシピは一つ前の記事をご参照ください。
よかったら今年の残り半年の息災を祈り、ぜひ作ってみてください♪
それでは参りましょう~!
■しっとりもちもち 甘酒水無月■
【材料】15cm×15cm×5cmの容器1つ分
・本葛粉:25g
・白玉粉:25g
・薄力粉:70g
・甘酒の素:60g(甘酒の素が無い方はグラニュー糖(または白糖):45g)
・水:180cc (砂糖を使う方は200cc)
・甘納豆(大納言・市販のもの):200g
作り方
1. ボウルに粉類を入れ、泡だて器でよく混ぜる。
2. 甘酒で素と水を1のボウルに加え、よく混ぜる。
3. ザルなどで濾しながらダマをつぶす、という作業を何度か繰り返し、さらりとした液状になるまで濾す。50cc分取り分けておく。
4. 耐熱容器に静かに注ぎ入れ、蒸気の上がった蒸し器でうっすら透明になるまで15~20分程蒸す。
5. 一度取り出し、表面の水分をペーパーなどでふき取る。生地の上に大納言をまんべんなく乗せ、取り分けて置いた50cc分の生地を表面にかけて再度蒸し器で透明感が出るまで10分程蒸す。
6. 粗熱が取れたら型から外し、三角形にカットして冷蔵庫で冷やしていただく。
切る時にその都度包丁を濡れ布巾などで綺麗にふき取って切ると綺麗に切れる。
水無月の豆知識
▷一年の半分に当たる6月30日に食べる風習がある
▷白いういろう小豆がのった和菓子
▷小豆は魔や厄を払うとされている
▷三角の白い生地は氷に見立て、夏を乗り切る暑気払いの意味もあるとされる
平安時代に旧暦6月1日の『氷の節句』の日に氷室から出した氷を切り出して暑気払いをするという宮中行事がある。
三角形に切った白いういろうはこの氷をかたどったものとも、四角を半分にしたことで1年の半分を示しているとも言われている。
小豆の赤い色にも厄除けの意味があるとされている。
1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習がある。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
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