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【発酵のちから】夏バテ予防に食べる点滴 材料2つで色々使える!炊飯器で簡単絶品☆手作り甘酒の素

そろそろ本格的な夏が近づいてきましたね。夏バテ予防に甘酒を活用するのはいかがでしょうか?

「飲む点滴」とも呼ばれるほど栄養価の高い米麹で作る甘酒は、日本に古くから伝わる伝統的な発酵食品です。

夏バテ防止や産後の滋養強壮に愛飲されてきただけあって、甘酒には体内では作れない必須アミノ酸が全て含まれているのです。

甘酒の栄養

甘酒の栄養価は高いと言われますが、どんなものが含まれているのでしょうか。まとめてみました。

・ブドウ糖:体内での消化が不要で直接脳や身体を動かすエネルギー源となる。

・ビタミンB群:甘酒に含まれるビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなどは脂質やたんぱく質をエネルギーに変えて代謝を促進する働きがあり、粘膜細胞を活性化する為美肌効果も期待できる。

・オリゴ糖:甘酒に含まれるオリゴ糖と食物繊維は腸内環境を整える栄養素。オリゴ糖は善玉菌の餌になり、老廃物を排出する働きがある。

・必須アミノ酸:たんぱく質を構成するアミノ酸は20種類あり、そのうち9種類は体内で合成できないアミノ酸。これらには成長を促したり、疲労回復、ストレス緩和などの効果が期待されている。

・コウジ酸:麹菌がお米を発酵させる過程で作られるコウジ酸はメラニンの生成を抑える効果があり、高い美肌効果が期待できる。

これだけ見ても、毎日の暮らしに積極的に取り入れない選択肢はないほどの栄養価です。

それでは、甘酒はどのように作られるのでしょうか。

調べてみると米麹と水は必ず使うものですが、ここに炊いたご飯を加える作り方もあります。

ごはんを加えた場合と加えなかった場合の違いはあるのでしょうか?

ごはん入りとごはん無しの違い

結論としては、それほど大きな違いはありません。

味や香りに関しては、米麹と水だけで作る甘酒の方がすっきりとした甘みと麹の香りが感じられ、麹の香りも強めです。

ごはん入りの方が甘みが強く、とろみも強いです。

ごはんを入れることにより、麹菌のエサとなり、順調に発酵させることができること、また当然ながらごはんによりかさ増しになるので、同じ米麹の量でも出来上がりの量がたくさんできます。

どちらも作ってみて、お好きな方を常用するもの良いでしょう。

それでは、甘酒を作ってみましょう。

米麹で作る甘酒の素

【材料】ごはん入り:作りやすい量。
・米麹(生):200g
・炊き立てのごはん:1合(約320g)
・水:300cc(乾燥米麹を使う場合は400cc)

【材料】ごはん無し:作りやすい量
・生麹:200g
・水:300cc(乾燥米麹を使う場合は400cc)

*どちらでもお好みの方を作ってください。作り方は同じです。

【作り方】

炊飯器で作る場合

1.生麹を用意する。

2.炊飯器に生麹と水を入れ、濡れ布巾をかけて蓋を半開きにして保温。

3.4時間経ったら一度全体を混ぜ返し、布巾が乾いていたら濡らして固く絞り再度蓋を半開きにしてさらに4時間保温。

4.よく混ぜ合わせて清潔な保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存。1週間を目安に使い切る。

発酵メーカーを使う場合

1. 清潔な容器に炊き立てのごはんと水を入れよく混ぜ合わせたら米麹(生)を加えて全体がなじむまでよく混ぜ合わせる。乾燥米麹を使う場合は麹をよく掌でもみ合わせてパラパラにほぐしておく。

2. 発酵器にセットし、60度で6時間発酵させる。

*使う発酵器の説明書きに従ってください。

3. 甘みがしっかり出ていれば出来上がり。粗熱を取り小分けにして冷凍保存する。

甘酒の素の活用方法

甘酒の素は水や炭酸水で割って飲む他、お料理にもいろいろ使えます。

我が家では砂糖の代わりに使うことが多いです。

次回からは甘酒の素の活用レシピをご紹介しますので、よかったらまた見に来てやってください。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

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