クルド人の憂鬱(1)
イラク国内のIS(「イスラム国」)の最大の拠点モースルの奪回作戦が進行している。この作戦にはイラク北部を支配するクルディスターン自治政府の軍隊が参加している。クルド人の部隊または兵士は、ペシュメルガと呼ばれる。クルド人の言葉で「死に向かう」という意味である。クルド人死をも恐れずに戦う戦士として古来から知られている。ヨーロッパから中東に侵略してきた十字軍を撃退したイスラム世界のスーパー・ヒーローのサラディンもクルド人であった。
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