当てはまると『危険』なうつ病や適応障害を『悪化』させる3つの考えとは!?
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来診療に加え、インスタやvoicyにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
さて、精神科外来やインスタにて、時々こんなことを耳にすることがあります。
「自分はうつ病や適応障害ではなく甘えではないか」
「休めと言われるけど、もっともっと頑張らなくてはいけない」
こんな自分自身にプレッシャーをかけてしまうような考えでより自分を苦しめてしまう方がいらっしゃるんです。
このような考えで自分を痛めつけていたら適応障害やうつ病もなかなか治らないどころか悪化させてしまうんです。
そこで本日は適応障害やうつ病を悪化させる3つの考えについてお伝えします!
この記事を読んで欲しい人
- 適応障害やうつ病に悩んでいる人
- 甘えではと悩んでいる人
この記事を読むメリット
- 適応障害やうつ病を悪化させる3つの考えがわかる
- 少しだけ自分自身に優しくできるようになる
この記事の信頼性
- 毎日の精神科での外来診療に加え、インスタにて6万人以上のHSPさんとの関わりから発信します
適応障害やうつ病を悪化させる3つの考え
①適応障害やうつ病は「甘え」
「うつ病は甘えだ」、「適応障害は怠けだ」などという考えをする方が少なからずいます。
このような第三者の言葉が、適応障害やうつ病に悩む当事者のことを深く傷つけます。
加えて、適応障害やうつ病に悩む方自身がこのような考えを持っていて、自分自身を傷つけてしまいさらにうつ状態を強めていることがあるんですね。
「うつ病は甘えだ」、「適応障害は怠けだ」という考えも全て間違いです。そして、禁止すべき考えなんです。
うつ病は脳内の神経伝達物質の乱れからくる病気であり、適応障害も根性や頑張りでカバーできるものではありません。
うつ病の事がわからない第三者がうつ病に悩む当事者のことを、このような考えで傷つけることも非常に悲しいことです。
そして、このような考えを持っていて、自分自身を傷つける事もやめて欲しいと思います。
②「うつ病や適応障害は逃げでしょ」
「うつ病は気の持ちよう」、「うつ病は逃げ」などと思う方も少ならからずいます。
もちろんうつ病は気の持ちようでも逃げでもありません。
先程もお話した通り、病気なんです。
気の持ちようだから、逃げだからなどと治療を受けなかったり我慢してしまう方が時々います。
このような方は責任感が強く、ストレスを抱えながらも活動し続けてしまうんですね。
本当はその環境から離れ、休まなくてはいけないのに、そのような考えから休めません。
休めないことで更に抑うつ状態を強めてしまうんです。
本当は休養が必要な状態なのに。「うつ病や適応障害は逃げでしょ」という考えは禁止にした方が良い考えと私は思います。
③「周りが頑張ってるから頑張らないと」
「自分なんてまだまだ」、「もっと頑張らないと」、「周りは頑張ってる」などと周りと比較してしまう方はとても多いんですね。
そもそもですが、周りと比較してもなんのメリットもないんですよ。
だってその人の生まれ育った環境、家族、体格、言語、などなど全ての前提要素が違いすぎるんですもの。
「周りは頑張っている」から頑張らないとと思っても、実際にはその周りはそこまで頑張っていないことだってあるんです。
「周りは頑張っている」と思っている方の方が頑張りすぎているんですよね。
本当に必要なのは頑張りではなくて、お休みなんです。
確かに頑張らなくてもいけない時期もあります。しかし、同じくらいお休みしなくてはいけない時期だってあるんです。
今はお休みする時期だと思って、お休みすることに頑張るのはいかがでしょうか。
まとめ
本日は適応障害やうつ病を悪化させる3つの考えについてお伝えしました!
いかがでしたか?
知らず知らずのうちにこのような考えをしてしまっていた方も多いのではないでしょうか。
自分を苦しめず無理しないで欲しいと願っております♪
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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