TM NETWORK再評価 〜 ポップカルチャーを生きるぼくら世代の共通体験
●勢い止まらぬ「Get Wild」、さらに「SEVEN DAYS WAR」人気も再熱!
2019年、TM NETWORKに注目が集まっている。いや、楽曲がひとり歩きをしているというべきか。
1984年にデビューしたTM NETWORKは今年35周年を迎えた。宇都宮隆、小室哲哉、木根尚登による個の連帯である3人組ユニットは、4年前に横浜アリーナで開催した『TM NETWORK 30th FINAL』以降活動を休止しているが、今年に入って楽曲のリバイバル・ヒットが華々しい。
まずは、今年2月に公開されたアニメ映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』大ヒットによる主題歌「Get Wild」、「STILL LOVE HER (失われた風景)」への楽曲人気の注目度の高さに着目すべきだ。
さらに1988年に公開された映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』主題歌「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙を越えて~」が今年LUNA SEAにカバーされ、1988年に公開された映画『ぼくらの七日間戦争』の30年後が描かれた続編、現在公開中の新作映画『ぼくらの7日間戦争』における涙腺崩壊必至の「SEVEN DAYS WAR」アレンジなど話題の途切れない1年となった。それも、本体の活動が不在ながらだ。
こういった社会現象とも言えるヒットは、人気音楽番組『関ジャム 完全燃SHOW』でも頻繁に取り上げられ「Get Wild」、「SEVEN DAYS WAR」などの音楽理論的な素晴らしさが事細かに解説されている。TM NETWORKが生み出した作品とは、80年代から現代までに通じるポップカルチャーを生きるぼくらの世代の共通体験なのだ。
ニュースは止まらない。フランスでは映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』が実写化され、168万人を動員し異例の大ヒットとなった。この冬日本に逆輸入され現在公開中。もちろん主題歌はTM NETWORKによるオリジナル「Get Wild」だ。
そんな世の中の想いに応えてなのか、今年、TM NETWORKのボーカリストの宇都宮隆は、全曲TM NETWORK曲をセルフカバーする全国ソロツアー『宇都宮隆 Tour 2019 Dragon The Carnival』を実施。新たな視点によるアレンジも施され、異例の盛り上がりで2020年2月には中野サンプラザにて追加公演が2デイズ決定している。さらに、木根尚登も演劇を取り入れた意欲的なマチネ公演『NAOTO KINE CONCERT 2019 ニューロマンティックシアター』にて、TM曲をセルフカバーで楽しませてくれた。
●12月19日(木)、TM NETWORKへの感謝祭が渋谷で開催
そんななか、TM NETWORKデビュー35周年企画として、TM NETWORKファン=FANKSによるTM NETWORKへの感謝祭『TM NETWORK RESPECT NIGHT<Come On Let’s “FANKS”!!>』が2019年12月19日(木)渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催される。
昨今のエンタメシーンでは、たとえばBTSファンのことをARMYと呼ぶ現象など、熱狂的ファンがプロモーターの役割を担う=“ファンダム”が注目されている。しかしながらTM NETWORKは30年前、80年代中盤からファンや自らの音楽性を“FANKS”と命名していた。それもFUNK+PUNK+FANSを意味する造語だ。
その後も、サラウンド・ライブや衛星同時生中継、ライブにおける大型企業タイアップや独創的なマーチャンダイジング、最盛期に5万人を超えていたという巨大ファンクラブ組織運営、さらに、ライブにおけるミュージカル仕立ての世界観、小説〜アニメ〜映画〜ゲームへと拡散するマルチメディア展開、アーティスト名やブランディングのリニューアル、高音質&デジタルレコーディング、フリーダウンロード配信など、エンタテインメントの本質を突いた施策や先駆者たるアイディアを先んじて実現してきた電気じかけの預言者によるユニット、それがTM NETWORKなのだ。テクノロジーが発展した今だからこそ、その活動背景を含め、あらためて楽曲を再評価すべき時がきたのかもしれない。
なおイベント当日は、TM愛を感じられる気鋭アーティストによるこの日のためだけのレアなスペシャル・ライブや、熱狂的に踊れるDJタイムが行われる。各々TM愛を好きに表現してきたプロフェッショナルな同志だ。会場では、TM NETWORKらしくオフィシャル“金色の夢ステッカー”が来場者にプレゼントされ、会場にはマジックで自由に書き込める巨大モノリス(ポスターの意)が設置、TM NETWORKメンバーへ35周年の感謝の気持ちが届くという。さらに、TM曲から発想されたこの日しか呑めない珠玉のオリジナルドリンク「カリビアーナ・ハイ」、「金曜日のライオン」、「RAINBOW RAINBOW」、「WINTER COMES AROUND(冬の一日) 」などや、かつてTMNがCMを担当したFANKSおなじみのスナック菓子「オ ー・ザ ッ ク」の販売、SNSでバズった43種類の「Get Wild」を聴き分けるカルタゲーム『Get Get Wild』の限定販売など、ファン心をくすぐるこだわりの内容に注目したい。
クリスマス直前、忙しい年の瀬の忘年会シーズンだが、”ファンダム”発信、未来のエンタメを占う革新的なイベント。気になる音楽ファンは足を運んでみたらいかがだろうか?
【TM RESPECT NIGHT実行委員会より FANKSへのMESSaGE】
1984 to 2019。TM NETWORKデビュー35周年に感謝して、FANKSによるFANKSのための“同じ仲間の集まる場所”=サード・プレイス「Come On Let's "FANKS"!!」を開催します。一夜限り、TMリスペクトなFANKS感謝祭です。
きっかけは、宇都宮隆「Tour 2019 Dragon The Carnival」の存在。鳴り響いた“あの曲”が解き放ったメッセージ。FANKS側からも、未来志向でTMサウンドを文化継承=新時代・次世代へ向けて、みんなで集まりたいと思いました。
出演は、今夏TM NETWORKやTK曲中心のDJイベントを大成功させたDJダイノジによるメガミックスなTM NETWORKオンリープレイ。FANKS号泣な選曲に、盛り上がり間違いないダイナミックスにクライマックスです☆
FANKSにはおなじみ、宇都宮隆「Tour 2019 Dragon The Carnival」でもTM愛溢れる素晴らしいプレイやニューアレンジを楽しませてくれた直系の継承者、nishi-kenによるグルーヴがうねりをあげるTM NETWORKパフォーマンスに要注目☆
今夏リリース、ファンキーでソウルフルなアレンジで「Get Wild」をスパイシーに料理してくれた圧倒的ライブが話題の7人組ブラスロックバンド、二人目のジャイアン。TMのファンクでソウルフルな面を浮き彫りにしてくれます☆
強烈なTM愛を公言する青木亞一人(アシュラシンドローム)が結成したTMリスペクト・バンドDIVE INTO YOUR BODYS(青木亞一人、アツシ、畝沖修司、toshi、Aki、壱)。「-Incubation Period-」に参加したギターtoshiも参加。様々なTMナンバーをロックに表現☆
そう“僕らはもっともっとエモーショナルでいいのさ” by「LOUD」がくれたメッセージ。会場には、FANKSによる35周年への感謝の思いを結集するモノリスもセットアップ。変わりゆく渋谷の地で、集結しましょう。
TM RESPECT NIGHT実行委員会
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TM NETWORK RESPECT NIGHT<Come On Let’s “FANKS”!!>
日時:2019年12月19日(木)
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
開場/開演:18:30 / 19:00 ※22:30頃終演予定。
チケット代:当日 4,500円(税込) ドリンク代別途 600円
※当日券あります。
※TM NETWORK の出演はございません。
出演
<DJ SET>
●DJダイノジ
DJ:大谷ノブ彦
Air Guitar&Perfomer:大地洋輔
ダンサー
<LIVE>
●nishi-ken
nishi-ken
Guitar:木村建
https://twitter.com/n_nishiken_k
●二人目のジャイアン
Vocal:Masa
Percussion:Chorus:Kou
Guitars:Ne-ze
Bass:Chorus:Fukuo
Drums:Chorus:Yoco
T.sax:Tomoya
Trombone:Shinnosuke
https://www.kokoronotomoyo.net
●DIVE INTO YOUR BODYS
Vocal / Key:青木亞一人(アシュラシンドローム)
Key:アツシ
Guitars:畝沖修司(3B LAB.☆S)
Guitars:toshi(iMagic.)
Drums:Aki (Lc5/Brymen)
Bass:壱
企画制作:TM RESPECT NIGHT実行委員会
[問]DISK GARAGE(050-5533-0888)