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【神戸市須磨区】無料で乗れる「須磨周遊バス」4月9日まで運行!シーワールドの建設状況車窓から見てきた

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

山陽バスでは、神戸市との連携プロジェクトの一環として、「須磨周遊バス」の試験運行を2023年3月31日(金)~4月9日(日)の期間行っています。須磨浦公園、須磨海浜水族園、須磨離宮公園といった須磨エリアの魅力ある施設を効率よく巡れるバスで、とても便利。しかも運賃は無料です!

バスが乗り降りできるところには、この臨時に設置した「バス停」と書かれたボードがあります。既存のバス停ではないのでご注意を。

須磨区には、須磨浦公園、須磨海浜水族園、須磨離宮公園という人気の観光スポットがあります。これらを電車だけで巡ることもできなくはないですが、水族園と離宮公園は駅からちょっと離れていますし、バスは路線がよくわからないという方もいるかと。

この「須磨周遊バス」の運行ルートは・・・
(1)須磨浦公園 ⇔(2)須磨海浜水族園 ⇔(3)月見山 ⇔(4)須磨離宮公園
と、3つの観光スポットを直接結んでいて、出入り口に近いところで停車してくれます。

今回、月見山から須磨浦公園まで乗車してみました。

バス停の位置と時刻表は、こちらの山陽バスが提供するPDFでご確認ください。
神戸市のHPでも掲載されていますが、バス停の位置の表示がわかりにくいです。特に月見山は交差点から南に50mほど行ったところなのでご注意を。

月見山では、海側に向かう車線にある臨時バス停から「東行 須磨海浜水族園方面行き」に乗車すると、途中、須磨海浜水族園を経由して須磨浦公園に向かいます。須磨離宮公園に行く方は、反対側の車線から「西行」にご乗車ください。この東行、西行って表示がわかりにくいですよね。私も須磨浦公園は西にあるのに東行?ってちょっと戸惑いました。

車窓からは、再整備工事中の「神戸須磨シーワールド(仮称)」が見えます。建設もだいぶ進み、大きな構造物が道路沿いに姿を現してきています。

オルカ(シャチ)スタディアム、イルカスタディアム、アクアライブの3棟で構成され、上の写真が一番西に出来る「アクアライブ(魚類・アシカ・ペンギン棟)」ですね。

そして、現在ある須磨海浜水族園本館の右側あたりに出来るのが「イルカスタディアム(イルカ棟)」。

本館の左側、一番東側に出来るのが「オルカスタディアム(シャチ棟)」です。西日本唯一のシャチの展示とダイナミックなパフォーマンスが行われます。

手前が観覧席で海をバックにショーが行われます。

こうやって見ると、かなり大きな規模の施設になりそうで完成が楽しみです。

「シャチ棟」の東隣には、丸みのある形状が印象的な、7階建て80室(294名収容)の「神戸須磨パークス&リゾーツホテル」も建設中。水槽付きのプレミアムルーム(6室)、瀬戸内海の魚介類、神戸牛などの神戸ブランド、淡路の食材などの地産地消メニューが魅力のフード&ビバレッジ「せとうちハーバーレストラン」や「ドルフィンラグーン」も設けられます。

長く神戸市民に親しまれてきた須磨海浜水族園も2023年5月31日の閉園まで営業中。まだまだ楽しめますので、是非この「須磨周遊バス」に乗って行ってみましょう。

閉園までは、「スマスイ・タイムトラベル ~思い出がいっぱい~」と題するプロジェクションマッピングなど、様々なイベントやキャンペーンを開催しています。詳細はこちら。

こちらは、スマスイから皆さんへの感謝を込めたメッセージムービーです。

この大水槽とももうすぐお別れ。寂しいですが、新しくオープンする「神戸須磨シーワールド(仮称)」は、全体の水量が西日本最大で、海遊館より多くなるので、たぶんもっと大きな水槽が出来るはず。

須磨海浜水族園前でバスを降りて、須磨海岸を散策するのもいいですね。

須磨離宮公園のバス停は、駐車場内の料金所横。山陽電車月見山駅からだと徒歩で約10分かかるので、入口近くまで行ってくれるのはすごく楽で有り難い。

「須磨周遊バス」だと、須磨離宮公園から須磨浦公園までは、30分。月見山からは19分。便利ですね。あっという間に到着しました。

運賃は無料ですが、シートの前にあるQRコードをスマホで読み込んで、今後のサービス向上のためのアンケートにご協力を!
ただ、このQRコード、サイズが大きすぎて、座った状態でスマホで読み取るのがちょっと難しかったです。うまく読み取れない場合は、降りる際に一旦立ち上がってからスマホを少し離して読み取るといいでしょう。

車体には「須磨周遊バス運行!」と書かれています。

須磨浦公園のバス停は、山陽電車須磨浦公園駅のすぐ前です。

須磨浦公園では、「須磨周遊バス」が運行されている4月9日まで、夜桜のライトアップやイルミネーション、グルメが楽しめるイベント「敦盛桜 2023」が4年ぶりに開催されています。

「敦盛桜 2023」の詳細は、こちらの記事をお読みください。動画でも紹介しています。

【神戸市須磨区】光舞う圧巻の夜桜を動画で!「敦盛桜2023」4年ぶりに桜の名所 須磨浦公園で開催

明るいうちは須磨浦山上遊園で遊ぶのもいいかも。「乗り心地の悪さ」を楽しむカーレーターも面白いですよ。

須磨エリアの回遊性向上をめざし、神戸市と山陽電気鉄道株式会社が連携して実施する実証実験「須磨周遊バス」は、2023年5月中旬~5月下旬にも運行を予定しています。「神戸須磨シーワールド(仮称)」がオープンすると、須磨エリアへの観光客は飛躍的に増加、全国から観光客が大勢やってくることが予想されます。須磨には、シーワールドだけでなく、他にも魅力的な観光スポットがあることを知ってもらうためにも、2024年春のシーワールドオープンまでに、正式に運行を始めてほしいと思います。

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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