新発想の『鉛調整法』で、自分仕様のクラブセッティング!! その2
こんにちは、Lukeです。
今回その2では、新発想の『鉛調整法』について具体的な手法を説明します。
最初は手探り状態から始めてたとしても、根気よく作業を続けてもらえれば、驚くほどに自分の思い通りにクラブをコントロールできるようになるかもしれません。
その作業に慣れてくると、どこに鉛を貼ればよいのかがすぐに分かるようになります。
ぜひトライしてみてください!
新発想の鉛の貼り方をスタート!
ここからは鉛の貼り方について説明しますが、まずは調整用の鉛のテープを用意しましょう。
お勧めしたいのはゴルフ量販店で販売されている、このような鉛のテープです。
容器にカッター機能がありますが、僕の場合は、テープの幅を細く調整したい時もあるので、小さなハサミとセットでゴルフバックに携帯しています。
■ ドライバーの貼り方
ドライバーの場合は、0.3g~0.5gくらいに切った鉛のテープを、ソールにまず1ヶ所、任意の場所に貼ってみましょう。
つかまえやすいようにとか、ボールが上がるようにとかは考えずに、まずは貼ってみて自分がどう感じるのか、自分の感覚を試してみましょう。
たとえ0.5gでも、「振りやすくなった」のか「振りにくくなった」かは間違いなくわかります。
その自分の感覚を頼りにして、貼る位置をまんべんなく移動してみて、最も「振りやすい位置」を見つけ出してみましょう。
皆さんのスイングのクセにマッチする場所が、必ず見つかると思います。
ある程度よい場所が見つかったら、別の場所にもう1ヶ所貼ってみましょう。
2ヶ所の合わせ技によって、より振りやすくなる場合があります。
たとえば上の写真の2ヶ所に貼ってある狙いとしては、ソール側の0.3gがスイング中のヘッドの位置を感じやすくなる場所で、トウ側の0.2gはもう少しつかまるように調整したものです。
一般的な貼り方の常識とはまったく違いますが、本人の感覚に合えばOKです。
■ ユーティリティ&フェアウェイウッドの貼り方
ユーティリティとフェアウェイウッドに貼る場合は、0.2g~0.3gくらいから進めたほうがよいと思います。
ドライバーと同じ手法で、まずは1ヶ所任意の場所に貼り、自分がどう感じるのかを確認してください。
少し場所が違うだけで、急に重く感じたり、軽く感じたりと驚くほどに変化します。
とにかく自分が振りやすく、そしてボールの飛び方がイメージに近づくように、丁寧に根気よく作業を進めましょう。
■ アイアンとウェッジの貼り方
アイアンとウェッジは、0.1g~0.3gくらいで作業を進めてください。
アイアンとウェッジの場合は、ソールだけでなくバックフェースにも貼ってみる必要があります。
いろんなクラブの中には、すでに低重心過ぎる仕様の物もあるので、そんな場合は、重心位置のバランスを取るように、バックフェースの上のほうまで試してみてください。
アイアンの場合は、本当にわずかな位置の違いで、フィーリングが大きく変化するので、いろんな場所を試しながらも、フィーリングがよかった場所は覚えておくことが大事になります。
■ パターの貼り方
パターは0.3g~0.5g単位で、複数貼ることを前提で進めましょう。
マレット型のパターは写真のように、2ヶ所セットで進めてみてください。
たとえばプロゴルファーのパターを見ると、ソール全面に「ベッタリ」と貼ってあるケースが多いのですが、そんなに重くしてしまうとヘッド設計上の「芯」の位置から外れてしまうので、あまりお勧めしません。
もしヘッドを重くしたいと思っても、いきなり何gも「ベタッ」と貼らず、たとえ少量でも重く感じる位置があるので、その位置を探してみましょう。
よい位置を探すコツは、パターグリップを無駄な力を入れずに握り、振り子のようにスムーズにストロークを繰り返していると、「この辺に貼ったらよさそうだ」と感じられるようになると思います。
慣れてくれば、「ストロークで揺らぐことなくスムーズに動くようになる」鉛の貼り方が必ず見つかります。
自分の感覚に合うクラブが上達への早道
クラブ別の鉛の貼り方を説明してきましたが、イメージはつかめたでしょうか?
今までの常識は忘れて、なるべく少量の鉛で、そして自由な発想で、よい場所を見つけ出して下さい。
人間の感覚は誰もがとても敏感であり、そしてその感覚は一定しているので、一度自分の感覚に合うクラブが出来上がると、本人もビックリの安定した動きを続けることができるようになります。
少量の鉛でよい場所を見つけることができれば、たとえ1週間ぶりにクラブを握っても、まるで毎日練習していたかのような感覚で、安定したスイングできるようになるでしょう。
アマチュアゴルファーは誰もが未完成なスイングなのですが、未完成なりに安定しているので、そのスイングにクラブのセッティングを合わせることができれば、それだけでも十分な武器になります。
つまり、スイングを完成させるよりも、クラブを合わせるほうが簡単なので、まずは自分の振りやすいクラブにしてから、スイングの改善を目指すほうが上達の早道になるのです。
もちろんスイングの改善が進めば、また違う鉛の貼り方が必要になるかもしれませんが、そんな時にもすぐに再調整できることが『鉛調整法』の魅力でもあります。
自分だけのスペシャルセッティングを目指してトライしてみて下さい。
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