静岡県 2月11日からの3連休中も南岸低気圧の進路に注意を
2月11日の連休初日は路面状況に注意
2月10日の静岡県は雪や雨となりました。浜松市や静岡市で雪になることはなかったものの、内陸は広く雪で積もり、御殿場は午後4時の時点で16センチの積雪となっています。
この雪は11日に日付が変わればやむ予想です。その後は回復するでしょう。ただ雪が積もった地域は雪がすべてなくなるには時間がかかり、しばらく路面が滑りやすい状況が続きそうです。今回は沿岸部は雨で降りましたが、雨だった地域も2月11日は朝の冷え込みで路面が凍結するところがありそうです。
2月13日から2月14日にかけて南を低気圧が通る
連休最終日の2月13日から週明け2月14日の気圧配置を見てみると、2月13日は日本の南に低気圧が発生、2月14日にかけて日本の南を通過していきそうです。
ドットがついている範囲が降水が予想されている範囲ですが、日曜日から月曜日は静岡県に低気圧に伴う雨雲がかかりそうです。
2月13日から2月14日に降るのは雨なのか雪なのか
2月13日から2月14日に降るのは雨なのか雪なのか、2月11日の雪と比較しながら見ていきましょう。
注目したいのは低気圧が通る位置です。低気圧は温度差の大きいところにでき、低気圧が近いところを通れば低気圧の中心に向かって暖気が入るため、通る位置が重要です。
2月10日は北緯30度付近に低気圧が進んできて、その北側の東海沖に小さな低気圧が発生しました。比較的近いところに発生したものの、南にも低気圧があったために暖かい空気は本州付近に入り切りませんでした。静岡県にはマイナス3度以下の空気が一部に流れ込み、山沿いを中心に雪になりました。
2月13日はメインの低気圧が陸地に近いところを通る予想となっています。このため上空1500m付近で0度以上の暖かい空気が静岡県にまで入りそうです。2月10日よりは雪の範囲は狭くなりそうです。
ただ2月14日は低気圧が東へ進み、低気圧の反時計回りの風に乗って北から冷たい空気が入りやすくなります。2月10日と同じくらいの冷たい空気が入ってきそうです。雨が長引くと2月10日と同じくらい雪の範囲が広がる可能性があります。
寒気は、上空1500m付近はもちろんですが、もっと高度の低い場所の温度も雪になるのか雨になるのかには重要です。その細かい予想が出てくるのが3連休に入ってからです。今後も最新の気象情報を確認するようにしてください。