【京都市中京区】どじょうすくいやぬか漬け体験も。京のアトツギさんたちと学生が開催の寺での縁日が大盛況
「うわっすべった難しい」とどじょうすくいで悪戦苦闘する子どもたち、山門を入ると昔懐かしい駄菓子の数々を外国人留学生たちが売り子になって販売しています。
その隣では大人向けに日本酒の呑み比べも。ネーム入りのカタビラ加工体験やぬか漬け体験、ダンボール工作体験なども行われていました。これらすべて街中の寺での出来事です。
大人も子どもも楽しめるユニークな縁日「アトツギ縁日」が2024年11月4日に油小路六角の佛現寺で開催され、親子連れなどがたくさん参加して大盛況でした。山門前では、宇治市六地蔵の「うなぎのしお冨」のアトツギとなる潮見 禅さんが静岡から仕入れた極上のうなぎを使って茶漬けや肝焼き、生姜煮、フナ寿司やモロコ煮などの酒のアテなどを振舞っています。
本堂で行われた「アトツギラジオ」公開収録で潮見さんは、「今回の企画でインターンとして来てくれた矢通悠太さんら若い学生さんたちと、子どもたちが喜んで体験してもらえ、新たな発見をしてもらえるにはどうしたらいいか一緒に考えてどじょうすくいを実現させた経験は事業所にとっても貴重なものになった」と話されていました。
今回のイベントを仕掛けたのは発起人であり中心になって企画運営を進める「アトツギラボ」代表の小野寺亮太さんの呼びかけに応じた京の町工場や和雑貨、うなぎや漬物、寺院のアトツギさんたちとインターンとして各事業所に入った京都の大学に通う学生さんたちです。
上田製作所に参入した京都府立大学2回生の佐藤桃佳さんは、高校生の頃から社会活動に取り組んできた経験も活かして、率直に提案もしてきたのだそう。「縁日が継続していくようにぜひ今後も関わっていきたい」と話されていました。
今回のイベントをきっかけに、京のつけものとして知られる「株式会社もり」のアトツギで森 知史さんは、11月17日に開催の同社「秋の感謝祭」で、「株式会社はじめ商会」の高須萌さんの協賛を得て、MUSHIRO堂とのコラボイベントを実現するなど、今後もアトツギさんたちと学生さんたちの連携でいろいろ面白いことが起きそうでわくわくしますね!
みなさん、今後も京のアトツギさんたちに注目してみてはいかがですか!
佛現寺(外部リンク)京都市中京区六角油小路町316 075-255-3372