【京都市西京区】謹賀新年 藤原氏や紫式部の氏神様で大行列 巳鹿のコラボ絵馬 キッチンカーグルメも登場
新年あけましておめでとうございます。2025年元旦を迎えてカウントダウンから京都西山山麓の大原野神社には、大勢の参拝の人たちで大行列ができていました。圧倒的に若い世代が多いのには驚かされました。
一の鳥居前には、深夜にもかかわらず、自転車があふれんばかりに止められていました。たくさんの人が訪れているのが分かります。参道の階段を上がって行くと、すでにカウントダウンの前ですが、鯉沢の池を過ぎて、二の鳥居あたりから参拝の大行列です。誰からでもなく湧きあがったカウントダウンの後に、近隣の寺院からと思われる除夜の鐘が聞こえてきます。若い人たちもちゃんと、二礼二拍一礼の作法を守って順序良く参拝を済ませていました。
大原野神社は、桓武天皇による平城京から長岡京への遷都の際に、藤原一族が奈良の春日大社から武御賀豆智命(たけみかづちのみこと)、伊波比主命(いわいぬしのみこと)、天之子八根命(あめのこやねのみこと)、比咩大神(ひめのおおかみ)の4柱の御祭神を祀ったことに始まります。別名「京春日(きょうかすが)」とも呼ばれています。
昨年のNHK大河ドラマで吉高由里子さんが演じた紫式部も中宮彰子の行幸の際に、藤原道長とともに参拝し、氏神様としていたことで知られます。境内には神の使いとしての可愛い巳と鹿のコラボした大絵馬もあり、参拝者らが記念撮影していました。こちらの絵馬は、京都市立芸術大学出身のデザイナーの桑田知明さんと楠麻耶さんの制作です。同じデザインの絵馬の授与もあります。
参拝の後は、今度はおみくじの授与所に行列ができだしました。授与所前で事前におみくじ棒を引いて出た番号のおみくじを貰う方式です。
参道には、京都産九条ネギを使った京風たこ焼き京の「咲たこ」(外部リンク)さんがキッチンカー営業。ロングチュロスやハーフソーセージ、有田みかんなどを販売しています。こちらも大好評のようでした。夜が明けると、クレープ、おにぎり、ハンバーガーやスパイシーチキン、ラスポテトなどのキッチンカーも合流するようです。
初詣は、西山山麓の神社にゆったりと参拝されてはいかがでしょうか!
大原野神社(外部リンク)京都市西京区大原野南春日町1152 075-331-0014